そういえばその昔、ゲームボーイミクロ(GBm)っていう携帯ゲーム機が発売された。 2005年のことだから昔ってほど昔でもないか。 GBAのゲームしか出来ないし、MP3プレイヤーとしては大きいし、動画ビューワーとしては力不足だし、その割にちょっと高かった。 今から思えば、あの価格設定はないよな。 小さなゲームの力を過信しすぎて、任天堂も読み損ねたんだろう。 私は予約して発売日に買ったけど、日に日に安くなっていってガッカリした覚えはある。 しかし、私はGBmにそれほど悪い印象はないな。 というのも、私のGBmは『カルチョビット』で大活躍したからである。 何週間か、ずっと回しっぱなしだったもんね。 小さいからランニングするときでも持って行ける。 GBmと『カルチョビット』はホントに相性が良かった。 あの喜びを思い出して、買わずにはいられなかったのが3DS版の『カルチョビット』。 買って正解。 今時のながら文化にフィットしたゲームでもある。 試合にあまり関与できないところが、かえっていいんだろう。 回している間、他のことやってればいいんだから。 極端な話、別のゲームだって出来る。 この一週間、やはり3DSは動きっぱなしであった。 しかしながら、GBA版と比べて特段の変化があるかというと、どうもよく分からなかった。 あんまり細かいこと覚えてないんだよな。 表示領域が広いから一度に視認できる情報量は確かに増えた。 でも、アイコンやキャラが小さくて、親指ではタッチしづらいから、結局は十字キーとボタンを使う。 いちいちペンを持つなんて、『カルチョビット』の遊び方としてはちょっと違うんだ。 3DSになったことのメリットはそれほど感じなかったな。 むしろ、大きくて持ちにくかったり、バッテリーがすぐに切れてしまったりで、不自由を感じることの方が多かった。 いつもクレードルにさしているから、行動が制限されてしまうんだ。 あんまり得してない感じかな。 また困ったことに、3DSで他に遊びたいゲームがあるのに、『カルチョビット』は回しておきたいって状況が生まれる。 今日届いた『ルーンファクトリー4』はどうするんだよって話である。 「ルーンファクトリー」だって、常にスリープさせておいて、ちょこちょこ進めたいゲームなのに。 そう思うと、GBmにはもう一ついいところがあった。 他に遊びたいゲームがないから、『カルチョビット』は差しっぱなしで良かったんだ。 初期型のDSを煩わせる必要はなかった。 あれ?、そういえば、もうすぐ3DS-LLの発売日だな。 これは買えってことか。 そりゃ、買わざるをえないわな。 この時期に『カルチョビット』が発売されたのは、任天堂の陰謀なんじゃないか、という気さえする。 |