3DS版 カルチョビット

GBmのいいところ 2012_07_20

 

そういえばその昔、ゲームボーイミクロ(GBm)っていう携帯ゲーム機が発売された。
2005年のことだから昔ってほど昔でもないか。
GBAのゲームしか出来ないし、MP3プレイヤーとしては大きいし、動画ビューワーとしては力不足だし、その割にちょっと高かった。
今から思えば、あの価格設定はないよな。
小さなゲームの力を過信しすぎて、任天堂も読み損ねたんだろう。
私は予約して発売日に買ったけど、日に日に安くなっていってガッカリした覚えはある。
しかし、私はGBmにそれほど悪い印象はないな。
というのも、私のGBmは『カルチョビット』で大活躍したからである。
何週間か、ずっと回しっぱなしだったもんね。
小さいからランニングするときでも持って行ける。
GBmと『カルチョビット』はホントに相性が良かった。

あの喜びを思い出して、買わずにはいられなかったのが3DS版の『カルチョビット』。
買って正解。
今時のながら文化にフィットしたゲームでもある。
試合にあまり関与できないところが、かえっていいんだろう。
回している間、他のことやってればいいんだから。
極端な話、別のゲームだって出来る。
この一週間、やはり3DSは動きっぱなしであった。

しかしながら、GBA版と比べて特段の変化があるかというと、どうもよく分からなかった。
あんまり細かいこと覚えてないんだよな。
表示領域が広いから一度に視認できる情報量は確かに増えた。
でも、アイコンやキャラが小さくて、親指ではタッチしづらいから、結局は十字キーとボタンを使う。
いちいちペンを持つなんて、『カルチョビット』の遊び方としてはちょっと違うんだ。
3DSになったことのメリットはそれほど感じなかったな。
むしろ、大きくて持ちにくかったり、バッテリーがすぐに切れてしまったりで、不自由を感じることの方が多かった。
いつもクレードルにさしているから、行動が制限されてしまうんだ。
あんまり得してない感じかな。

また困ったことに、3DSで他に遊びたいゲームがあるのに、『カルチョビット』は回しておきたいって状況が生まれる。
今日届いた『ルーンファクトリー4』はどうするんだよって話である。
「ルーンファクトリー」だって、常にスリープさせておいて、ちょこちょこ進めたいゲームなのに。
そう思うと、GBmにはもう一ついいところがあった。
他に遊びたいゲームがないから、『カルチョビット』は差しっぱなしで良かったんだ。
初期型のDSを煩わせる必要はなかった。

あれ?、そういえば、もうすぐ3DS-LLの発売日だな。
これは買えってことか。
そりゃ、買わざるをえないわな。
この時期に『カルチョビット』が発売されたのは、任天堂の陰謀なんじゃないか、という気さえする。


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