『パタポン2』を開始してすぐに気がつくことだが、各ステージのスタート時、画面右上になにやら文字が表記されている。 ステージ名とBGM名が表示されているのである。 こんなもん表示してどうするんだ?と思わないでもないが、これはおそらくスペースを埋めているんだろう。 スタート時、パタポンは画面左下に固まった状態であり、左上にはステータス表示があり、右下から敵が出てくる。 すると、右上だけ空いてるよな。 あそこだけなんにも無い。 だから、そこを埋めるために表記したんだろうと私は想像する。 こういう連中なら、当然もっと埋めてくるはずである、脳みその隙間さえも。 『パタポン2』は非常によくできたゲームであると私は思う。 しかし、眠い。 凄く眠い。 とてつもなく眠いのである。 きっとあんまり頭を使っていないのではないか。 前にも書いたけど、このゲームは4拍子2回に一回しか判断する機会がないので、かなり暇なゲームである。 試しにネットしながらプレイしたり、おしっこしながらプレイしてみたが、余裕で出来た。 このゲームは密度で言えば極めて低いというべきだ。 こういうゲームは絶対、川島教授に見せてはならない。 「こんなに複雑そうに見えるのに、見てください、この脳の写真を!真っ青でしょ?活性化している部分は赤く写るはずなんです。それに引き替え単純計算を限界までやらせたときの脳は真っ赤です!いや、まさかこんな結果になるとは・・・予想ガイです」といった具合に都合よく使われそうである。 学者というのは自分の説を有効に見せるための比較対象物を常に探している。 これほどたくさんのキャラがワラワラ動いているゲームは非常に効果的だろう。 だから教えるのは厳禁。 これは守っていただきたい。 今回の『2』では、かなり敵キャラの会話が増えた。 アクションゲームしながらメッセージ読むの難しいかなと最初は思ったのだが、このゲームはまだまだ余裕があるな。 もっと脳みそに刺激を与えるための要素を付加する余地がありそうである。 『2』をクリアすると、早速『3』へ続くことが明示されるのだが、さもありなんという感じだ。 もっとも、要素が増えると一見して複雑になるので、その分ゲームは緩くなるだろう。 おそらく『1』をプレイしたときに感じた骨太感がなくなっていく事は想像に難くない。 多分より面白くなるんだろうけど、より褒めにくくなるだろうな。 |