罪と罰

地球防衛パーフェクトボーナス 2001_01_13

 

初めて「地球防衛パーフェクトボーナス」をゲットすることが出来た。
それは500万点だった。

理論はほぼ完成していた。
しかし、どうにもプレイのおっつかない日々が続いていた。
それが全編通しのプレイの締めくくりで、初めてクリアできたのだ。
すげえ嬉しかった。
もちろんこれは『罪と罰』の話。

あれからハイスコアは7807万9136に、ヒット数は2700にまで伸びた。
本当に良くやったなあ、と思う。
ほぼ全面にわたって理論は完成しているのだが、ノーミスというのはなかなか困難だ。
ここから先は、劇的な伸びはもう望めないかなあ、という寂しさも感じている。

この『罪と罰』というゲームを何度も止めようと思った。
つまらなくなったわけでもなく、スコアが伸びなかったからでもなく、限りある時間の中で出来るだけ沢山のゲームに触れたいと考えていたからだ。
しかしながら、こういう充実感はやり込んでいるときにしか感じられない。
攻略も全て自分で考えた。
それは、自分がこうありたいと願う自分へ向かってのプレイだった。
プレイしてきて本当に良かった。

いま振り返ってみると、やはりこの書き物が大きな役割を果たした来たように思う。
「もう止めよう」と書いた事がさらなるプレイを引き出したのだ。

私はゲームを書くことで、ゲームをより楽しめるようになると考えてきた。
それは正解だったと確信している。
ただ、たまたま検索にひっかかって開いてしまった人には申し訳ないかな、という気もしているのだが。

その昔、ファミ通に連載していた「極楽ゲーム」という漫画に、こういう作品があった。
登場人物は成田君(ぼけ担当)とラビット君(つっこみ担当)。
成田君は、『スターフォックス』のクリアプレイをビデオに撮ったから攻略にどうぞ、とラビット君にビデオを渡すのである。
そのビデオに映っているのはプレイしている成田君自身で、「あぶないなあ」とか呟いているだけなのだ。
ナンの役にも立たないじゃんっ!という話。

よくよく考えてみれば、攻略記事を探している人がこのページを見たら、私が成田君で、読んでいる人はラビット君ということになるだろう。
確かにナンの役にも立たない。
点数によってゲームを評価しているわけでもないから、購入の助けにもならない。
本当に申し訳ないことだ。

しかしながら、これを書くことで私はゲームを楽しむことが出来る。
ゲームを考えることが出来る。
自分を知ることが出来る。
私はゲームを続ける限りこうして書いていきたいと思うのだ。
願わくば、私に死が訪れるまで。


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