初音ミク -Project DIVA- f_3

脳が飽きる前に勝負を 2012_11_09

 

リズムゲームは止め時が難しい。
そこそこ気持ちいいもんだから、やろうと思えばいつまででもプレイできちゃう。
私みたいにたくさんのゲームをやるプレイヤーにとっては悩ましいところである。
だから、ここまでやったら良しとしようっていうリーズナブルな目標を立てることが必要だ。
『初音ミク -Project DIVA- f』を終わらせるために私が立てた目標は、まずまず悪くなかったと思っている。
しかし、これはなかなか上手くいかなかった。

このゲームを終わらせるためには、やはりEXTREMEで一曲ぐらいパーフェクトを出さなきゃならないだろうと思った。
どの曲にするか。
連打系は諦めるとして、それ以外で自分が一番納得できる曲を選ぶ。
とすると、やはり「ブラック★ロックシューター」か、ということになった。
連打系が全くないうえに、プレイしていて一番盛り上がる曲だ。
ムービーもやけに力が入っているし、チャンスタイムが成立したときのシンクロ感が一番強い。
そして何より簡単そうだ。
間違えやすい箇所は2カ所しかない。
しかも、そのうち一カ所はスタート直後にあるから、失敗したらやり直せばいい。
実質一カ所みたいなもんだ。
衰えたりとはいえ、さすがにこれぐらいは出来るだろうと思ったのである。

やってみたら、10回目あたりで SAFE 2 が出た。
全部COOLで揃えなくても、FINE以上ならパーフェクト判定になる。
(COOL,FINE,SAFE,SAD,WORSTの5段階評価)
これはちょっと簡単すぎたかなあ、と最初は思った。

ところが、ここからが長かった。
イージーミスしたり、親指の爪が伸びすぎてて隣のボタンを押してしまったり、出来そうで出来ない日々が続いたのである。
そのうちだんだん飽きてきた。
いや、飽きてきたといっても面白くないというわけではない。
どうやら脳が飽きてしまったようなのだ。
プレイを繰り返すうち、だんだん刺激が無くなってゲームに集中できなくなった。
とにかく雑念にとらわれる。
次のゲーム話なにかこっかなーとか、
こんなに画面が素早く切り替わって、てんかんの人は大丈夫なのかな?とか、
これ、なんて歌ってるんだろ?とかね。
集中できないもんだから、結果も出ない。
延々とプレイ回数だけが積み重なっていった。

結局、パーフェクトを達成したのは78回目のクリアだった。
途中でリセットした回数は数え切れない。
こんなに苦労するとは思わなかった。
さすがに最後は緊張したよ、ここでミスっちゃいけないと思って。
脳が飽きる前に勝負を決めていれば、こんなに長時間プレイすることは無かったのに。
この曲だけやってたわけじゃないから、まあ、楽しめる時間が伸びとも言えるわけで、案外いい目標だったのかもしれないが。



<後日談 2013_12_06>
PS3版でもパーフェクト出したった!


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