スマホゲーの世界を私はよく知らない。 比較的良心的なものはDLCで、悪質なものはガチャで儲けているのだろう、という程度の認識であった。 しかし、そんなに簡単な話じゃないらしい。 こんなビジネスモデルもあるのかと驚いた、『にゃんこ大戦争』で。 もう止めようと思ってんだよ、『にゃんこ大戦争』は。 時間の無駄だから。 でも止められない。 確実にちょっとずつ成長するように創ってあるんだよ。 ユーザーランクが上がると、にゃんこのレベル上限が開放されるようになっていて、今まで倒せなかった敵もそのうち倒せるようになるのである。 パラメーターのお陰だとは分かっていても、クリア出来ればやはり嬉しい。 もう止めようと思いつつ、またやってしまうのであった。 当然ゴールデンウィーク中もやっていたのだが、その間、「ビックリマンチョコ」とのコラボキャンペーンが開催されていた。 もう終わったけど。 これが凄く有り難かったの。 だって、毎日コラボガチャ引かしてくれたから。 メチャメチャ気前よかった。 超激レアキャラは当たらなかったが、黒やエイリアン属性に強いキャラを貰えて凄く助かったな。 そのお陰でまたやる気になった部分も少なからずあった。 で、コラボキャンペーンが終わって気付くのである。 このキャンペーンで貰ったキャラを私はこれからもずっと使うのだ、と。 つまり宣伝効果は私に残り続けるのである。 スマホゲーのコラボって、大抵はゲーム側がお金を払って既存のキャラを使わせてもらうのだと今まで私は思っていた。 例えば、エヴァコラボとか、エヴァ側には何の得もないでしょ。 ということは、ゲームメーカー側がお金を払っていたはず。 しかし、「ビックリマンチョコ」とのコラボだったら、ロッテ側が払ってるんだろ、お金を。 基本無料でも、プレイヤー以外から儲ける方法があるってことだな。 それだけじゃないんだよ。 『GO!GO!ネコホッピング』っていうスピンオフゲームがあって、それと連動して儲ける方法もあるんだ。 これは単純な内容で、そんなに長く遊ぶようなゲームではない・・と思う。 でも、やっぱりプレイしちゃうんだ。 『GO!GO!ネコホッピング』のご褒美に『にゃんこ大戦争』のアイテムがついているの。 『にゃんこ大戦争』のアイテムが欲しいからプレイするでしょ。 で、コンティニューする度に広告を見るハメになる。 人気コンテンツを一つ持っていると、多角的に儲けられるのである。 スマホゲーのビジネスモデルってどんどん進化しているんだな、と今更のように思い知らされるね。 売りきりのコンシューマビジネスは時代遅れだって思わざるを得ないな。 残念だけど。 しかも、スマホゲーで磨いたビジネスモデルの上に、クラウドゲームが乗っかってくるわけでしょ。 格闘ゲームとかシューティングとか、リアルタイム性の高いもの以外は乗っ取られる可能性が高いだろ。 コンシューマビジネスが生き残る道は相当ナローパスだ。 「スプラトゥーン」が基本無料で、Nintendo Switch Onlineのオマケになる日が来るかもしれん。 |