嫌な予感はしたんだ。 挨拶が返ってこないから。 最近、こういうの多いんだよなあ。 それでも終わってみれば、そんなに悪い気はしない。 私がいま書いているのは『Behind the Frame とっておきの景色を』の話。 Nintendo Onlineのいっせいトライアルで全編プレイできるからやってみただけ。 すごく短いゲームなので、これを読む前にプレイすることをお勧めします。 どうしてもある程度ネタバレになります。 基本的には謎解きゲーム。 画家として成功することを目指す女性主人公が展覧会までに絵を描こうとする、その途中が謎解きになっている。 絵を描くこととストーリーがバッチリはまっているので、すごく出来がいいように感じられるゲームだった。 そこまで難しくはないんだけどね。 ヒントはわかりやすく提示されているから。 純粋に謎解き部分だけ見たら、面白い!と声を上げたくなるほどではなかった。 ストーリーは中盤から激変する。 なんかおかしいと思ってはいたけど、実は…という話になるわけである。 自分の部屋なのに、絵の具がどこにあるか分からないのはおかしいもんね。 最近のインディーズものは多いんだ、こういうの。 いい加減飽きるだろ、と思ったんだ、最初は。 でも、いざエンディングまでやってみたら、やっぱりそれなりにいい話だと思ったよ。 結局、人の思いだからね、それは。 自分の死を身近に感じながら生きていると、こんな話にジーンときちゃうもんなんだ。 評判がイイのも頷ける。 それにしても短かったけどね。 6日間もいっせいトライアルにしたら、みんなクリアできちゃうだろ。 STEAMを確認してみたところ、圧倒的高評価でかつ2年前にリリースされたようだから、もう開発費はペイしてるのかな。 任天堂から見れば事実上の買い取り、Nintendo Online加入者へのプレゼントみたいなもんなんだろう。 有り難くいただいておくに限る。 |