おかしいとは思ったんだ。 すでに死んでるのに、振り返って人生が分岐するなんて。 その時点で気付くべきだったな。 これから『Before Your Eyes』の話を書こうと思っている。 最後までは書かないけれど、何も知りたくない方は読み進めないでください。 久しぶりにNetflixに加入した。 「名アシスト有吉」を観たかったから。 せっかくNetflixに加入したんだからゲームもやってみるか、と思ったが、一見したところラインナップはいまいちだったな。 AppleArcadeどころか、PlayPassにも及ばないレベル。 天下のNetflixにしては渋いと言わざるを得ない。 そんな中で無理矢理選んだのが『Before Your Eyes』。 評価が高くて、サクッと終りそうなアドベンチャーゲームだったから、という程度の理由で。 カメラを使って視線で操作できるところがウリのようだったが、カメラテストの段階で自分の顔がキモくて、普通にタッチでプレイした。 同一性の観点からは視線を使っておいた方が良かったかもしれない。 このゲーム、死んで魂になったところから始まる。 あの世へ行くには審問を受ける必要があるらしいのだが、そのために弁護士のような奴に自分の人生を説明するという体で生まれてからを振り返っていく。 フルボイスのカットシーンが続く中、途中にいくらか選択があって、人生が分岐するようであった。 ゲームとしては特にどうということはない。 分岐するとはいっても、そう何回もやるようなゲームじゃないと思いながらやってた。 でも実は、そういうゲームじゃなかった。 全然違うの。 騙されてた。 これは書けないけどね。 エンディングを迎えた時に私の頭に浮かんだのは、どんなに短い人生にも春夏秋冬はあるって言葉だったかな。 そしてそれを受け入れなかったら、あの世へはいけないよ、という話。 ホントにゲームとして特に面白いわけじゃないんだけど、よく出来た作品だとは思ったね。 評価が高いのも納得。 今になってみれば、視線でプレイしておいた方が良かったような気はしている。 操作性の良し悪しは分からないけど。 |