零 〜濡鴉ノ巫女〜_2

歳をとっても視線は下がらない 2014_10_22

 

歳をとると視線が下にいく、とよく言われる。
視線が胸から腰とか足首とかに向かうって話なんだけど、ホントにそうかな?
私事で恐縮ですが、最近になってようやく、AV嬢は顔が一番大事なんじゃないかと思い始めました。
視線はむしろ上がっている!
この調子だと、視線が下に行く前に死んじゃうかも。

ところで、前に書いた話の続きにもなるんだけど、悪霊が人間を呪い殺すって話がどうにも私は納得できない。
だってさ、我々にだって魂はあるわけでしょ。
なんで悪霊の方が強いのか私は全く理解できないのである。
どういう理屈なのかな?、果たして。
最悪、悪霊を作る元になった人間を呪い殺すのは許容するとしても、関係ない人にまで及んではいかんだろ。
私はそんなストーリーを認めるわけにはいかないね。
『零 〜濡鴉ノ巫女〜』だって、少なくとも好き嫌いで言えば、私が大嫌いなお話である。

しかしながら、私はこのゲームを最後までプレイした。
マルチエンドも確認したし、おまけシナリオもクリアした。
なんだかんだで結構プレイはしたな。
知らないうちに右手の人差し指を痛めてたぐらい。
ZRボタン押すときに力が入りすぎていたみたいだ。

振り返ってみると、まずまず楽しかったのかもしれない。
でも、お話には全く理解を示せないし、ゲームの構成が特に優れているとも思っていないのだ。
じゃあ、なんでここまでプレイできたのか、と考えたら、やっぱり顔だろうなという結論に落ち着く。
女性キャラクターの顔は綺麗だったね。
見てるだけでもイヤじゃない。
鼻をしっかり描いても日本人の感性に受け入れられる顔が作れるのは大したもんだ。(日本人といっても、特定の集団だけの感性かもしれないが)
さすがはテクモって感じ。
手足の作りなんかはぞんざいだし、胸の揺れ方も固いし、ホントに顔だけだったけど、どうせ顔しか見ないから顔だけよければいいんだろう、きっと。

『ベヨネッタ2』の売れ行きと比較すると、力の入れ具合の割にはまあまあ売れたみたいで、こういう媚び媚びな作りもそれなりに重要なんだと分かる。
媚び媚びと言えば、演出も媚び媚びではあったな。
BL、百合、近親愛、ショタとあらゆる方向に媚びている感じはあった。
結局売れなきゃしょうがないから、プレイヤーが喜ぶように創られるんだろう。
私もそれなりには満足。




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