ギターヒーロー エアロスミス_2

正直に言います 2008_10_29

 

良いものは時が経っても色あせない、などと世間では言うけど、ホントにそうか?
やっぱり時代が違えば、感じ方も違うし、新鮮さも違う。
評価は違って当然だろう。

ゲーム話とはあんまり関係ないのだが、正直に書こう。
私はビートルズの音楽を聴いても特別素晴らしいと思わない。
ヤケに褒める人がいるけど、私には全然判らないのである。
聴きたいと思ったこともないな。
むしろ、私は若い連中がビートルズを褒めているのをみると、こいつ嘘ついてんじゃねぇか?と疑いたくなるのである、心の中で。
リアルタイムで聴いてた人と我々の世代が同じなわけがない。
ましてや若い連中なら尚更だろ。

何でこんな話を書いているかというと、『ギターヒーロー エアロスミス』の中間デモやローディング中のコメントを見てなんだか笑えてきたからである。
このゲームはエアロスミスの歴史を再現していく形でステージが進んでいき、ステージとステージの間にインタビュームービーが挟んである。
さすがにロックの大物だけ会って、ワイルドっぽいことをさんざん言うのだ、この人達は。
またローディング中のアイキャッチに、エアロスミスのものと思われるコメントが書いてあるのだが、これも非常ににワイルドな感じがする。
例えば、お巡りさんに怒られないようじゃロックとは言えないな、みたいな話である。

ところがいざエアロスミスの音楽を聴いてみると、全然お巡りさんに怒られるようには思えない。
酷く大人しく感じる。
おそらくその時代には激しい部類だったんだろうけど、今はお巡りさんに怒られそうな曲他にもっとあるわな、世の中には。

なんだかコメントと曲から伝わってくる感触に違和感があるのだ。
滑稽な感じすらするな。
その時代時代をエアロスミスと共に生きてきた人達と今初めて聴く人間には自ずと違いあって当然だろう。
正直言って、このバンドの何がどう凄いのか、私にはよく分からない。