一人用のアクションゲームで華麗にプレイすることに私は価値を感じない。 だって、誰かにプレイを見せるわけじゃないんだから。 一つだけスコアアタック用のステージが用意されていて、そこだけランキングを競うというなら、また話は別なのだが。 「デビルメイクライ」系のゲームは正直、あんまりやる気がしないのである。 『ベヨネッタ3』もそんなにやりたかったわけじゃない。 プラチナゲームズが東野のラジオのスポンサーをやってくれているから、まあ、買ってやろうか、という程度の熱意しか持っていなかった。 案の定、ただクリアする以外のことを何もやらなかった。 使うのはいつも同じコンボばかり。 新しい技やら、新しい召喚獣やらを使える、と章末に表示されるのだが、どうやって使うのかわからず、初期装備のままクリアしてしまった。 おそらく私はこのゲームの面白さを何もわかっていない。 私にはこのゲームについて何かを語る資格はないであろう。 プレイするのはそんなに苦じゃなかったけどね。 サイズの大きい敵と闘うシーンが多く、とにかく派手ではあった。 ムービーも大半は戦闘シーンなので、早送りしたいというような気持にはならなかったな。 最後までプレイしたくなるほどの画力(えぢから)はあった、というべきだろう。 プレイして損をしたとは思っていない。 それはそれとして、このゲームをプレイして、私が一番強く感じたこと。 それは、須田剛一のやり口に似てるな、ということ。 なんかやけに有名映画のパロディが多いんだよね。 「スパイダーマン」とか「ゴジラ」とか「スパイ大作戦」とか。 しかも、章ごとにゲーム内容が変わったりする。 いかにも「NO MORE HEROES3」っぽい感じ。 あれなのかな、立ち位置が同じだから、必然的に内容も似ちゃうのかもな。 3作目だから何か変わったことをやらなきゃならないし、方向性として少しふざけなきゃならないあたりは立ち位置が同じなんだろう。 これはこれで、私は嫌いじゃない。 クオリティに関しては、比べたら『ベヨネッタ3』に失礼だけれども。 全然やりこんでいなくても、「NO MORE HEROES3」と同程度にプレイしてよかったとはいえる気がする。 |