テレビゲームは得をしなければならない。 そのための方法の一つ、一見して分かりやすい方法が、グラフィックスの向上である。 しかし、私はグラフィックスについてあまり書かない。 というのも、見慣れてしまうと特に綺麗だとも感じられなくなるので、その当時において明らかに一歩抜きん出ている、ということでなければ書きたいとは思わないのだ。 そういう意味においては、WiiUのグラフィックスについて書くことがあるとは正直思わなかった。 WiiUって精々PS3並のパワーしかないと思い込んでいたから。 まさか『ベヨネッタ2』について見栄えの話を書くことになるとは・・・。 もうこれしかないというわけで、『ベヨネッタ2』をプレイした。 エンディングまでやったけど、これは面白かった。 大満足。 ただし、自分が本当に狭義の意味でこのゲームを楽しんでいたのかというと、ちょっとそれは自信が無い。 基本的には避けるだけのゲーム。 それに加えて、避けながらコンボをつなげて時短を目指したり、多彩な技で高得点を狙う遊び方も出来ることはできる。 でも、それを自分が面白いと感じているとは断じきれない。 だって、周回プレイしたいとは思っていないし、難易度を上げてやりたいとも思ってないもん。 やっぱり『ベヨネッタ2』は見栄えが良かった。 同梱されてた『1』もやってみたけど、絵的にはかなり進歩している。 PS3世代よりはワンランク上だ。 それが、マシンパワーのおかげなのか、開発側のスキルが上がったせいなのか、開発機材が進化したせいなのか、掛けたお金の違いなのかは分からないが。 PS4版の『トゥームレイダー』なんかどこが進歩してるのか、全然分からなかったし、PS4版の『ウォッチドックス』なんかもどこが凄いのかよくわからんかったことを思うと、パッと見て凄いと感じられるのがこのゲームのいいところだな。 演出がとことん派手だからね。 WiiUでこれだけ出来ることに、ちょっと驚く。 無双みたいに同じキャラをたくさん出すのは苦手でも、一つのオブジェクトを綺麗描くのは得意とか、なんかあるのかな? 面白かったのは、続編らしく順当にマイナス要素を改善してきたせいもあるんだろうけど。 即死QTEはなくなったし、『1』ほどにはムービーも長くないし、コンボはつなぎやすいし、プレイしててイヤだと感じることはあんまり無かったな。 前にも書いたことあるけど、QTEって初見でクリアしたときが一番得するし、長いムービーはプレイヤーの寄与を奪うんだよね。 ちゃんとユーザーの感想は伝わってたんだろう。 とりあえず一周クリアする分には申し分ない出来だった。 |