音楽の話はさっぱり分からない。 楽器ともなれば尚更だ。 弱ったなあ。 こうなったらもう損得勘定するしかない。 もう絶対にイヤ、これだけは絶対にプレイしたくないっていうゲームが「バンドブラザーズ」シリーズだった。 創作寄りの音ゲーだって話になると、面白く感じられない=自分に能力がない、ということになっちゃうからね。 言い訳のしようがない。 にもかかわらず、私が『大合奏! バンドブラザーズP』をプレイしていたのは、それでもやるしかないぐらい他にゲームが見当たらなかったからである。 たくさんゲームが発売される年末商戦のちょっと手前という微妙なタイミングだったんだ。 やっぱり私には何が面白いのか、よく分からないな。 創作に至るまでもなく、普通に演奏する部分がわからない。 スライダー動かして落ちてくる音を受け止める?みたいなヤツ、あれ面白いかなあ。 同一性はなさそうだよな。 ボタンで入力する楽器は、面白い面白くない以前に3DS-LLの頭が重くてプレイしづらい。 あれ、なぜ端のボタンから使うんだろう? ホールドが浅くなるから、すごく不安定な感じ。 ギターだけだったな、辛うじて面白そうだったのは。 でも、それ以上に気になったのは、耳から入ってくる音がショボイ事だった。 聴いていても全然嬉しくない。 テレビゲームってやっぱり得しなければいけないと思うんだ。 実際の楽器を弾くより簡単で、よりきれいな音が耳から入ってくればこそ、得をするんじゃないか。(一見ウケそうな楽器おもちゃが意外と売れない理由はそれだ、とむかし書いた気がする) ボーカロイドの声は聴きづらいし、自分の弾いている旋律だけでは物足りない。 そもそも演奏していない時間もある。 これは合奏して初めて得になるゲームなのかな、ひょっとして。 音が重なり合うともっときれいに聞こえて、得しているように感じられるのかもしれないし、それは自分の努力以上の成果と言えるのではないか。 とすれば、だよ。 自分が過去に演奏したもののと重ね合わせて演奏出来るようにすればいいのではないか。 損得勘定で考えれば、そうなるはず。 でもそうはなっていない。(マニュアル読んでないけど) ということは、創り手は人間的なファクターを重視しているって事なんだろう。 音楽・楽器・創作・人間と来られては、もうお手上げだ。 降参します。 |