松井秀喜のメジャーリーグ挑戦1年目を描いた『僕には夢がある』という本がある。 少し前にこの本を読んだ。 なんで松井一人がこんな辛い思いをしなければならないのか? 人間は自分のために生きるのである。 こんなのは不公平だ!と思ったら、ぽろぽろ涙が出て止まらなかった。 もう、えぐえぐ言いながら読み進めたものである。 今回『パワプロ11』をプレイするに当たって、まず自分のバッティング技術を改革しなければならなかった。 自分で望んだこととはいえ、『パワプロ11』は大変な事態になっているのである。 この辺の事情は、また別の話で書きたい。 パッティング技術を磨かないで「サクセス」や「ペナント」をやっても仕方ないだろう、という感触はあった。 そこで、まず「マイライフ」からやることにした。 「マイライフ」モードは『パワプロ10』から導入された、一野球選手の一生涯をシミュレーションするものである。 『11』になって、前回よりかなりパワーアップされたようだ。 そこでちょっと待て、と。 どうせやるなら、「マイライフ」を松井でやってみたい! 『僕には夢がある』を読んだら、そうせざるを得ないのである。 キャラクターメイクで、アピールポイントとして「恵まれた体格」「天性のアーチスト」を、ウイークポイントとして「顔がイマイチ」を選んだ。 それが松井らしいと思ったのである。 ところがこれがいけなかった。 プロ野球選手は顔が命だったようだ。 松井はトレードに出されてしまうのである。 人気がない選手はトレードされやすいらしい。 顔が悪い以外の理由を思いつかない。 ケガがちで規定打席には一度も到達していなかったものの、確実に3年間でチームの中心選手に成長していたというのに。 献身的にチーム打撃にも取り組んださ。 なのに、この仕打ち。 あんまりじゃない! 顔が大きくたって、頭が大きくたっていいじゃないか! 人間、誠実なのが一番ですよ。 松井が可哀想だと思ったら、私は涙が止まらないのである。(嘘) |