実況パワフルプロ野球11 GC版

野球選手は顔が命 2004_08_06

 

松井秀喜のメジャーリーグ挑戦1年目を描いた『僕には夢がある』という本がある。
少し前にこの本を読んだ。
なんで松井一人がこんな辛い思いをしなければならないのか?
人間は自分のために生きるのである。
こんなのは不公平だ!と思ったら、ぽろぽろ涙が出て止まらなかった。
もう、えぐえぐ言いながら読み進めたものである。

今回『パワプロ11』をプレイするに当たって、まず自分のバッティング技術を改革しなければならなかった。
自分で望んだこととはいえ、『パワプロ11』は大変な事態になっているのである。
この辺の事情は、また別の話で書きたい。

パッティング技術を磨かないで「サクセス」や「ペナント」をやっても仕方ないだろう、という感触はあった。
そこで、まず「マイライフ」からやることにした。
「マイライフ」モードは『パワプロ10』から導入された、一野球選手の一生涯をシミュレーションするものである。
『11』になって、前回よりかなりパワーアップされたようだ。

そこでちょっと待て、と。
どうせやるなら、「マイライフ」を松井でやってみたい!
『僕には夢がある』を読んだら、そうせざるを得ないのである。
キャラクターメイクで、アピールポイントとして「恵まれた体格」「天性のアーチスト」を、ウイークポイントとして「顔がイマイチ」を選んだ。
それが松井らしいと思ったのである。

ところがこれがいけなかった。
プロ野球選手は顔が命だったようだ。
松井はトレードに出されてしまうのである。
人気がない選手はトレードされやすいらしい。
顔が悪い以外の理由を思いつかない。

ケガがちで規定打席には一度も到達していなかったものの、確実に3年間でチームの中心選手に成長していたというのに。
献身的にチーム打撃にも取り組んださ。
なのに、この仕打ち。
あんまりじゃない!

顔が大きくたって、頭が大きくたっていいじゃないか!
人間、誠実なのが一番ですよ。
松井が可哀想だと思ったら、私は涙が止まらないのである。(嘘)



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