探偵 神宮寺三郎DS 伏せられた真実_2

質の悪い時間を割り当てる 2009_04_23

 

以前、『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』をやっていて、こういうゲームを楽しむには自分の持っている時間の中でもイイ時間を割り当てないと駄目だな、と思った。
ほんとにイイゲームってのは負荷もキツイものだから、それに耐えられる質の高い時間が必要になる。
しかし、そんなにいい状態の場合ばっかりじゃないよな、人間。
仕事がうまくいかなきゃ落ち着かないし、飯食った後は眠くなるし、就寝時間が近づいてくればあんまり精神が高ぶるようなゲーム避けたい。
当然ゲームをするには悪い時間もあるはずである。
そんな悪い時間も有効に使っていこう、という発想があってもイイのではないか。

DSで発売された『探偵 神宮寺三郎DS 伏せられた真実』には、本編以外にもとは携帯アプリだったショートストーリーがいくつか付いている。
やってみると、非常に微妙である。
やはり本編に較べるとややクオリティが落ちる。
話が盛り上がるかと思うと、すぐに終わってしまう感じだった。
せっかく付いているんだからやろうかな、と思う反面、やるだけ時間が勿体ないかな、という思いもあった。
少なくとも自分のイイ時間を割り当てる気にはちょっとならなかったな。

ところで、私はよく職場のトレーニングルームを使う。
以前はランニングマシーンをよく使っていたのだが、これが壊れてしまった。
もうエアロバイクを漕ぐ以外他に選択肢はなくなってしまった。
で、ふと思ったのである。
エアロバイクを漕ぎながらなら、ゲームできるかな?と。
以前、走りながら『カルチョビット』に挑戦して挫折したことがあったが、自転車なら上半身動かないし、負荷の小さいものならこれは行けるのではないか。
神宮寺のショートストーリーはちょうど良さそうだ。

ただ、実際やってみたら、案外きつかった。
GBmと違ってDSはちょっと大きいな、Liteでも。
両手がふさがるうえに、選択を選んだりしているとペダルを漕ぐのが苦しく感じられる。
いつもと同じように70-75rpmぐらいのペースで漕いでいるつもりなのに、実際には65rpmぐらいしか出ていなかった。
漕ぐスピードが遅いから心拍数もいつもより低いのに、いつもよりきつく感じる。
以前本を読みながらやってみたこともあるけど、こんなに苦しくは感じなかった。
指先をちょこちょこ動かす動作ってのは意外と脳に負担がかかっているのかもしれない。
でも、出来なくはないな、この程度なら。

いい加減、同じ曲ばっかり聞いてるのも時間が勿体ないし、こういう時間の使い方もありなのではないか。
クオリティの低いゲームにはクオリティの低い時間を割り当ててやれば損しない。
もともと電車の中で立ってるような時にやるゲームなんだからな。



<後日談 2009_04_27>
ショートストーリーも読んでたら結構面白いような気がしてきた。
トレーニング用から寝落ち用に格上げする。


戻る