BACKBONE、GamePass版

なるほど、賛否両論 2021_11_18



GamePassにはゲームの説明がまったくない、いきなりなのだが。
支払いが増えるから、MSとしては無理に遊んでくれなくてもいい、ということなのかもしれない。
もっと説明が欲しければMSストアに行けとばかりにリンクが張ってあるのだが、MSストアにも大した情報はない。
結局、詳細な情報を手に入れたければ、Steamを検索することになる。

私が調べたかったのは『BACKBONE』。
これは探偵もののアドベンチャーゲームのようであった。
サクッと遊べる小さいゲームかどうかを私は知りたかったのだが、別の情報が目についた。
レビューが「賛否両論」になっていたのである。
外人さんたちって評価が甘くて、たいていのゲームが好評価だから、「賛否両論」はかえって珍しい。
であればこそ、逆にやりたくなった。
具体的なことは書かないけど、何も知りたくない方はここから読み進めないでください。

このゲーム、最初は普通の探偵ものである。
平凡な探偵がたまたま巨悪に出会ってしまって、眠っていた正義感が呼び起こされて調査し始める、といった感じであった。
ストーリーを追っていくタイプのアドベンチャーゲームで、謎解きも弱め。
お話や雰囲気が好きになれるかどうかだけのゲームだろう。

問題は中盤過ぎにあった。
物語が大転換を迎えるのである。
まったく話が変わっちゃうの。
それの何が問題かって、プレイヤーの選択ではなく、強制的に進行していくことが問題。
それがやらなくていいことだから尚更。
なんでそんなことしたの?って思わずにはいられなかった、私は。

そこからは哲学というか、禅問答というか、もう全然別物。
捜査のこととかどうでもよくなってた。
この段階までくると、タイトルの『BACKBONE』は最初にイメージしてたのと別の意味なんだと分かってくる。
なるほど、これは賛否両論だろうな、と思ったよ、私も。

私は嫌いじゃないけどね、こういう話も。
寄り道しなければサクッと終るし、サブスクならプレイするのも悪くない。
リリース直後に定価で買った人が文句を言いたくなるのもわかるけどね。
それにしても、普通に殺人事件を解決させてくれるアドベンチャーゲームって全然ないんだよなあ。


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