GamePassにはゲームの説明がまったくない、いきなりなのだが。 支払いが増えるから、MSとしては無理に遊んでくれなくてもいい、ということなのかもしれない。 もっと説明が欲しければMSストアに行けとばかりにリンクが張ってあるのだが、MSストアにも大した情報はない。 結局、詳細な情報を手に入れたければ、Steamを検索することになる。 私が調べたかったのは『BACKBONE』。 これは探偵もののアドベンチャーゲームのようであった。 サクッと遊べる小さいゲームかどうかを私は知りたかったのだが、別の情報が目についた。 レビューが「賛否両論」になっていたのである。 外人さんたちって評価が甘くて、たいていのゲームが好評価だから、「賛否両論」はかえって珍しい。 であればこそ、逆にやりたくなった。 具体的なことは書かないけど、何も知りたくない方はここから読み進めないでください。 このゲーム、最初は普通の探偵ものである。 平凡な探偵がたまたま巨悪に出会ってしまって、眠っていた正義感が呼び起こされて調査し始める、といった感じであった。 ストーリーを追っていくタイプのアドベンチャーゲームで、謎解きも弱め。 お話や雰囲気が好きになれるかどうかだけのゲームだろう。 問題は中盤過ぎにあった。 物語が大転換を迎えるのである。 まったく話が変わっちゃうの。 それの何が問題かって、プレイヤーの選択ではなく、強制的に進行していくことが問題。 それがやらなくていいことだから尚更。 なんでそんなことしたの?って思わずにはいられなかった、私は。 そこからは哲学というか、禅問答というか、もう全然別物。 捜査のこととかどうでもよくなってた。 この段階までくると、タイトルの『BACKBONE』は最初にイメージしてたのと別の意味なんだと分かってくる。 なるほど、これは賛否両論だろうな、と思ったよ、私も。 私は嫌いじゃないけどね、こういう話も。 寄り道しなければサクッと終るし、サブスクならプレイするのも悪くない。 リリース直後に定価で買った人が文句を言いたくなるのもわかるけどね。 それにしても、普通に殺人事件を解決させてくれるアドベンチャーゲームって全然ないんだよなあ。 |