基本無料ゲームって何もガチャゲーばかりじゃない。 何かにつけて広告を見せることで利益を上げるゲームも多いようだ。 私は今まであんまりやってこなかったけど。 話には聞いていた「放置系」と呼ばれるゲームは広告と相性がイイみたい。 待ち時間を短縮するために頻繁に広告を挟むことが出来るし、嫌なら広告カット機能を買って!とアピールすることもできる。 そのためには、とにかく先を知りたいと思わせることが重要だろう。 狭義の意味でゲームが面白いことはそれほど重要じゃないらしい。 そんなことを学んだのが『アズナナ(AZNANA)』。 AppleStoreのお勧めに出てきたゲームである、これは。 閉鎖された街から出るためにお金を稼ぐことがメインの、いわゆる放置系ゲーム。 ストーリーに関して言えば、喋れない男の子と首だけの女の子が自分の居場所を探す物語、ということになるのかな。 私はこのゲームを始めて、ほんの数分で広告カット機能を買った。 370円払って。 だって、とにかく話を先に進めたいから。 首だけのアズナナがかわいい、というか健気というか、とにかくイイやつなの。 彼女にハッピーになってほしかったな、私は。 商品を転売することでお金を貯めるのだが、お店とお店の間を移動するのに実時間がかかるようになっている。 それをカットしたかったら広告を見ろ、という案配である。 転売自体は凄く簡単で、ゲームとしては特にどうということはない。 広告も一回一回は短いのだが、ただもう広告見ている場合じゃなかった。 一刻も早くハッピーエンドを観たかったからね。 こういう放置系はそう思わせることが重要なんだろう。 もっとも、時短できないときもあって、そんなに簡単には終わらなかったけど。 ほぼ掛かりっきりでも実時間で丸二日ぐらいかかったかな、エンディングまで。 ただただ370円払っていい話を観させてもらった、という感じ。 これはこれで良かったよ。 まだリリースされたばかりで、後日談などは実装されてないのが残念だな。 |