あてにならない

あてにならない 2001_11_19

 

加筆 2001_11_23



自分で自分のことを「ゲーマーだ」などと言う輩の書くことは、あてにならない。
なぜならば、自分だけが感じられる事について書きたがるからである。
誰もが感じることなど書いても面白くないのだ。
ましてや、「世界一のゲーマーになりたい」などという輩の書くことは、世界一あてにならないといっても過言ではないのである。(逃げ)

あるゲーマーがいる。
「水ピン」という名前のファミ通編集者である。
彼が自称ゲーマーであるかどうかは定かでないが、まあ、まずまず立派にゲーマーであると私は思っている。
よって、無理矢理送られてくるファミ通.com ニュースメールの中に彼が書いたコラムを読んで、「胡散臭い」と私が思ったとしても、それは仕方がないことなのである。
大体彼は立場上GC応援団員であり、そういう立場であれば尚更疑わしい。
私は疑う人なのである。
『ピクミン』は水ピンのせいで私に疑われる羽目になった。

ただ、疑うからには確かめなければ。
後回しにしようと思っていた『ピクミン』を、発売日から1週間後に発売日と同じ値段で買ったのは、そういう理由からであった。

結果から見ると、これは大正解だったわけである。
『ピクミン』は大変面白いゲームだった。
疑って吉。
割とこういうことは良くある。
かつてのSS用『蒼穹紅蓮隊』もそう。
「『レイストーム』よりも『蒼穹紅蓮隊』の方が面白い」と書く人達を疑ったのが、ハマるきっかけだった。
あれほど素晴らしい経験もなかなかない。

私はこれからも疑い続けるのである。
信じることからスタートしても、疑うことからスタートしても、突き詰めれば辿り着くところは同じはずなのだから。
もちろん、それは私が疑われる事をも意味するが、それも致し方ない。
なにせ私が目指すのは、世界一あてにならないゲーマーでもあるのだから。


<パクリ>
「信じることから始めても、疑うところから始めても」というのは、「特捜最前線」のウケウリ。
「特捜最前線」って知ってる?


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