ようやく涼しくなってきた。 これでやっとPS5で遊べるというものである。 冷房入れてPS5で遊んでたら、PS5の出す熱を外に捨てるのにまた電力使っちゃうから、夏場はPS5を封印していたのだ。 一番遊びたかった『ASTRO BOT』もようやくプレイできるようになった。 これは嬉しい。 だって、いままで遊んだPS5のゲームで一番面白いと思ったのは、PS5にプリインストールされた『ASTRO's PLAYROOM』だったからね。 基本的には『KNACK』と同じようなゲームなんだ。 ジャンプとパンチを使ったアクションゲーム。 ただそこに豪華な視覚的演出とDualSenseコントローラーによる振動・音響・圧力が加わることによって、まるで別物のようなゲームに仕上がっていた。 元々は、PS5コントローラーの機能を紹介するために創られたゲームだったらしいから、そこは別格の面白さがある。 体験としては、NSのJoy-Conをはっきりと上回ってくるぐらいに。 ただ、元は『KNACK』とほぼ同じなので、狭義の意味でゲームとしてホントに優れているか、というと、そこは私もよくわからない。 足場のないシーンでは奥行きがわかりにくかったり、ただ適当に敵を配置しているだけのように見えることも多かった。 それでも、プレイして楽しかった、ということは間違いなく言える。 なんといっても豪華だからね、演出が。 一部難しいチャレンジコース的なものはあるが、基本はプレイヤーにクリアさせるつもりで創られている。 概ね簡単。 それでいて、これでもか!というぐらいご褒美をくれるのである。 普通は創り手だって、作るのにこれぐらい苦労したんだから、プレイヤーにもこれぐらい苦労して欲しい、これぐらい時間を使って欲しい、とか思うだろう。 でも、このゲームはそんなケチなことは言わないんだ。 豪華で楽しげな演出をバンバン出してくる。 手間暇かけたボス戦を初見クリアされてしまってもお構いなし。 そりゃ、これぐらい楽しませてくれたら、こっちも文句ないよ。 タイパを重視する今どきの風潮からすると、最高のゲームだと思われる。 もっとも、普通はこういう作りだとすぐ行き詰まるんだけどね。 ご褒美がインフレしていって、そのうち開発が追い付かなくなる。 まあでも、PS5で遊ぶならこの一本!という作品があるのはいいんじゃないかな。 これはまさしくその一本。 |