ASTRO BOT

ケチなことは言わない 2024_10_03



ようやく涼しくなってきた。
これでやっとPS5で遊べるというものである。
冷房入れてPS5で遊んでたら、PS5の出す熱を外に捨てるのにまた電力使っちゃうから、夏場はPS5を封印していたのだ。
一番遊びたかった『ASTRO BOT』もようやくプレイできるようになった。
これは嬉しい。
だって、いままで遊んだPS5のゲームで一番面白いと思ったのは、PS5にプリインストールされた『ASTRO's PLAYROOM』だったからね。


基本的には『KNACK』と同じようなゲームなんだ。
ジャンプとパンチを使ったアクションゲーム。
ただそこに豪華な視覚的演出とDualSenseコントローラーによる振動・音響・圧力が加わることによって、まるで別物のようなゲームに仕上がっていた。
元々は、PS5コントローラーの機能を紹介するために創られたゲームだったらしいから、そこは別格の面白さがある。
体験としては、NSのJoy-Conをはっきりと上回ってくるぐらいに。

ただ、元は『KNACK』とほぼ同じなので、狭義の意味でゲームとしてホントに優れているか、というと、そこは私もよくわからない。
足場のないシーンでは奥行きがわかりにくかったり、ただ適当に敵を配置しているだけのように見えることも多かった。
それでも、プレイして楽しかった、ということは間違いなく言える。

なんといっても豪華だからね、演出が。
一部難しいチャレンジコース的なものはあるが、基本はプレイヤーにクリアさせるつもりで創られている。
概ね簡単。
それでいて、これでもか!というぐらいご褒美をくれるのである。
普通は創り手だって、作るのにこれぐらい苦労したんだから、プレイヤーにもこれぐらい苦労して欲しい、これぐらい時間を使って欲しい、とか思うだろう。
でも、このゲームはそんなケチなことは言わないんだ。
豪華で楽しげな演出をバンバン出してくる。
手間暇かけたボス戦を初見クリアされてしまってもお構いなし。

そりゃ、これぐらい楽しませてくれたら、こっちも文句ないよ。
タイパを重視する今どきの風潮からすると、最高のゲームだと思われる。
もっとも、普通はこういう作りだとすぐ行き詰まるんだけどね。
ご褒美がインフレしていって、そのうち開発が追い付かなくなる。
まあでも、PS5で遊ぶならこの一本!という作品があるのはいいんじゃないかな。
これはまさしくその一本。


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