私は、たとえ読むだけのノベルゲーであっても、何かしら解決したい。 だって、そうじゃないと得した気がしないでしょ。 選択肢を選ぶだけでも、何かしら良い方向の選択肢を選ぼうとするからゲームたり得るのだと私は思うのである。 良くなる選択肢のないゲームなんかやりたくないな、私は。 ところで。 STEAMを見ていたら、『アパシー殺人クラブ』というタイトルが目についた。 タイトルは面白そう。 新作扱いでいきなり40%オフ。 買おうかな、と思ったのだが、最初から40%オフは何かおかしい、と思い直した。 調べてみると、『アパシー鳴神学園七不思議+危険な転校生』の中の一部分を切り出したものが『アパシー殺人クラブ』のようであった。 『アパシー鳴神学園七不思議+危険な転校生』はシリーズ全部入りだというのである。 ちょうどNS版が発売になったタイミングだったので、そちらを買うことにした。 しかし、これは大失敗だった。 これは基本読むだけのノベルホラーいうことになるのか。 選択肢によって、登場人物は同じでも全く異なるストーリーになっていく、膨大な数のエンディングが存在することを売りにしたアドベンチャーゲームのようであった。 お話自体はいわゆる都市伝説のようなものが大半。 面白くないとは言わないが、私が読みたいお話ではなかった。 なんせ分岐すること自体が目的だから、解決するための選択肢がほとんどないんだよね。 だいたい登場人物は酷い目にあって終わる。 災いの大元の断ち切るようなエンディングには出会えなかった、私がプレイした範囲では。 エンディングを50個ぐらい見たところで嫌になってしまったので、とりあえず当初の目的であった「殺人クラブ」シナリオだけやろうと思ったのだが、それもできなかった。 どうも相当やりこまないと分岐が現れないらしく、現時点ではプレイ出来なさそうであった。 仕方ないので、初見スキップでどんどんエンディングをこなしていくことにしたが、エンディング数104になったところでギブアップした。 だって、まだ達成率11%なんだもん。 キリがないよ。 これは失敗だった。 最初から『アパシー殺人クラブ』だけ買えばよかった。 お得だと思って買ったら、嫌な思いをする時間が長くなっただけだったのである。 大損こいた! |