いや、参った。 『アナザーコード リコレクション:2つの記憶 / 記憶の扉』は全然面白くなかった。 ポジティブな話を書きようがない。 何が悪いって、キャラが悪いよ。 主要な登場人物を誰一人好きになれない。 主人公はわがままなくせに都合のいい時だけ子供になる。 父親は仕事以外何もできないダメ人間だし、幽霊は犯人の表情を見ているはずなのに何も言ってくれない。 後半の家出少年は単なる犯罪者だよ。 主人公がこいつを許す理由がわからない。 好感が持てそうなキャラはみんなちょい役なの。 このゲームをやるのはしんどかった。 謎解きの質は悪くないと思うが、量は圧倒的に少ない。 プレイタイムの大半は移動と演出である。 前半はまだ許せたけど、後半はシナリオもメチャクチャ。 ファンタジーならファンタジーで、もっと突き抜けないと。 現実ベースでこんな話を持ってこられても、まったく共感できない。 原作の時に自分がどう思ったか覚えていないのだが、ここまで悪い印象は記憶にない。 私の方が変質してしまった可能性はある。 仕方がないので、プレイしながら次世代機を想像していた。 このゲームにはDASと呼ばれる携帯デバイスが登場し、カメラ機能を使って謎解きをする。 しかしながら、NSにはカメラがないので、同一性を持ち込むことはできなかった。 やっぱりカメラは必要だろうね。 ARにせよ、VRにせよ、前後にカメラはつくんじゃないか。 比較的分かりやすい進化だしね。 後は生体センサーか。 後半に腕輪のようなデバイスが登場するのだが、これはハッキングに使用する。 だからこれも同一性の観点は持ち込めていなかった。 だが、形状としてはスマートウォッチに近い。 近頃はスマートウォッチ向けの部品も安くなっているから、生体センサーをコントローラーもしくはオプションデバイスに搭載することはあり得るだろう。 『リングフィット アドベンチャー』の後継に使える機能は入れてくるはず。 このゲームをプレイして得た成果はこの程度の想像だけ。 |