アナザーコード リコレクション:2つの記憶 / 記憶の扉

次世代機の想像でもするしか 2024_01_31



いや、参った。
『アナザーコード リコレクション:2つの記憶 / 記憶の扉』は全然面白くなかった。
ポジティブな話を書きようがない。

何が悪いって、キャラが悪いよ。
主要な登場人物を誰一人好きになれない。
主人公はわがままなくせに都合のいい時だけ子供になる。
父親は仕事以外何もできないダメ人間だし、幽霊は犯人の表情を見ているはずなのに何も言ってくれない。
後半の家出少年は単なる犯罪者だよ。
主人公がこいつを許す理由がわからない。
好感が持てそうなキャラはみんなちょい役なの。
このゲームをやるのはしんどかった。

謎解きの質は悪くないと思うが、量は圧倒的に少ない。
プレイタイムの大半は移動と演出である。
前半はまだ許せたけど、後半はシナリオもメチャクチャ。
ファンタジーならファンタジーで、もっと突き抜けないと。
現実ベースでこんな話を持ってこられても、まったく共感できない。
原作の時に自分がどう思ったか覚えていないのだが、ここまで悪い印象は記憶にない。
私の方が変質してしまった可能性はある。

仕方がないので、プレイしながら次世代機を想像していた。
このゲームにはDASと呼ばれる携帯デバイスが登場し、カメラ機能を使って謎解きをする。
しかしながら、NSにはカメラがないので、同一性を持ち込むことはできなかった。
やっぱりカメラは必要だろうね。
ARにせよ、VRにせよ、前後にカメラはつくんじゃないか。
比較的分かりやすい進化だしね。

後は生体センサーか。
後半に腕輪のようなデバイスが登場するのだが、これはハッキングに使用する。
だからこれも同一性の観点は持ち込めていなかった。
だが、形状としてはスマートウォッチに近い。
近頃はスマートウォッチ向けの部品も安くなっているから、生体センサーをコントローラーもしくはオプションデバイスに搭載することはあり得るだろう。
『リングフィット アドベンチャー』の後継に使える機能は入れてくるはず。

このゲームをプレイして得た成果はこの程度の想像だけ。


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