『進め!キノピオ隊長』をプレイしていると、ときどきタッチパネルの操作を要求されることがある。 概ね、仕掛けを動かすためにその場所をタッチする場合と、階段などを回すためにハンドルを回す場合の2つだ。 そうすると、手元を見るのイヤ!って気分になるんだな。 特に前者の場合。 後者の場合は、慣れればTV画面を見ながら出来るから問題ないのだが、ポインティングするときはイヤでもタブコンを見なければならない。 でも、同じ画が表示されているんだから、タブコンを見続ければ問題ないはず。 にもかかわらず、タブコンを見たくないということは、何かしらの理由があるはずだ。 私が思うのは、タブコンの画角(対象物の視野に占める角度)が小さくて見づらく感じることである。 たぶん解像度じゃなくて、画角だと思うな、問題は。 今どきって大きいテレビを持ってる人が多いから、据置のゲームってキャラが小さいんだよね。 一方で携帯ゲーム機って、3DSあるいはPSVitaですら画面に対してキャラが大きいでしょ。 携帯ゲーム機は大きさが一定で、目からの距離も大きく違わないから、それに合わせてデザインされているんだろう。 私の場合、普段42インチのテレビから1.5mぐらい離れたところに座っているんだけど、あぐらをかいて膝の上に腕を置いた状態で手元のタブコンを見ると、画角が半分ぐらいしかない。 すっごい見づらいの、小さくて。 テレビ無しでもゲームできますっていうのがWiiUの売りの一つではあったはずだが、これはあかんな。 タブコンを見てゲームしたくない。 どうしてもタブコン側でゲームさせたいなら、もっと大きな液晶を採用するべきだった。 まあ、開発時にはこんなに大型テレビが安くなるとは思わなかったのかもしれないが。 今となっては個々のゲーム側で表示を変えるしかないだろう。 もっともそれだとコストがかさむし、現実的じゃないのかもな。 一応、『進め!キノピオ隊長』にはズーム機能が用意されてはいる。 創り手に見やすくしたい意図があったのかどうかは分からないが。 視野が狭くなっちゃうから、あんまり使わなかったけどね。 一生懸命に走る姿を大きく見たい、とかそういう使い道はあるにせよ。 見たくないって気持ちはどうにもならない。 タブコンって不自然に嫌われている印象があるんだが、携帯ゲーム機に近い画角で据置向けにデザインされた画面を見せるところに、その一因があるんじゃないかという気はしている。 |