今どきのギャルゲーは大体狙ったキャラが狙い通りに攻略出来るように作られている。 「トゥルーラブストーリー」以降、楽なギャルゲーに慣れすぎてしまって、もうギャルゲーマーたちはゲームに耐えられないのである。 しかし、ゲームをしているという体裁がないと、普段ギャルゲーをやらない人たちはなかなか手が出せない。 結果として、ギャルゲーが大ブレイクすることはなくなった。 あくまでもブレイクを狙うなら、どうしてもゲームを入れなくてはならない、と私は思ってたんだけど、やっぱりちょっと事情が変わってきたのかな、ギャルゲーも。 あまりにもプレイしたいゲームがなかった。 仕方ないから久しぶりにギャルゲーでもやるか、と思ったが、近頃はノベル系ばっかりで、シミュレーター系はめぼしいモノが見当たらないな。 今更だけど『アマガミ』でもやるより他にないかと観念したのは6ヶ月も前のことである。 以来、寝る前に少しずつ私はプレイしてきた。 ところが、私はまだ4人しか攻略出来ていない。 なぜならば、一回あたり1〜2日分しか進められなかったからだ。 ゲーム内の時間で一周が40日。 現実の時間で、ひと月あたり一人すら攻略出来なかったこともあった。 別に難しかったわけじゃない。 恥ずかしかったからだ。 「ときメモ」みたいに極端なキャラ設定じゃないので、何気ない日常イベントの繰り返しでキャラを立てていくのだが、これが小っ恥ずかしいのである。 なんなのかな、私も歳をとったって事なのかな。 キャラは気に入ってるんだよ。 それでも正面から受け止められなくて、すぐにスリープしちゃうから全然進まなかった。 なんかゲームを入れてもらった方がやりやすいんだけど、ほとんどゲームはない。 大体狙ったとおりに話を進められてしまう。 今の私ぐらいには、もうちょっとイベントをあっさり目にしてもらって、なにかゲームを入れてもらわないとしんどいな。 自分を納得させる体裁が必要だ。 この際だから何でもいい。 例えば、ライバルとの恋のさや当てを麻雀で置き換えてみるとか、女心と秋の空をソリティアに置き換えてみるとか。 なんか欲しいなあと私は思うのである。 しかしながら、時代は変わった。 基本無料ゲームが幅をきかすようになった現在、どう創ったところでギャルゲーにお金を払う非ギャルゲーマーはいないだろう。 非エロのギャルゲーという狭いジャンルはよりマニアックになっていくしかない。 私の方が基本無料ゲームに移行すべきなんだろうな。 よく目にする『艦隊これくしょん』とか、あんまり気乗りはしないんだが・・・。 <後日談 2014_01_06> 「アマガミ」のパッケージは不思議だな、と思っていた。 だって、歴代全部、絢辻さんでしょ。 最初はともかく、PSP版やPSV版は人気を反映しても良さそうなもんなのに、どう見ても一番魅力のないキャラだと私は思っていたのである。 だから、攻略を後回しにしていたのだ。 やってみたら、なるほど、そりゃトップに来るわけだと納得した。 キャラも斬新だし、中盤にピークが来るのも珍しい。 あの台詞は凄いな。 5年以上も前の作品とは思えないほどのインパクトがあった。 |