アマガミ PSP版

これも事情が変わったか 2014_01_02

 

今どきのギャルゲーは大体狙ったキャラが狙い通りに攻略出来るように作られている。
「トゥルーラブストーリー」以降、楽なギャルゲーに慣れすぎてしまって、もうギャルゲーマーたちはゲームに耐えられないのである。
しかし、ゲームをしているという体裁がないと、普段ギャルゲーをやらない人たちはなかなか手が出せない。
結果として、ギャルゲーが大ブレイクすることはなくなった。
あくまでもブレイクを狙うなら、どうしてもゲームを入れなくてはならない、と私は思ってたんだけど、やっぱりちょっと事情が変わってきたのかな、ギャルゲーも。


あまりにもプレイしたいゲームがなかった。
仕方ないから久しぶりにギャルゲーでもやるか、と思ったが、近頃はノベル系ばっかりで、シミュレーター系はめぼしいモノが見当たらないな。
今更だけど『アマガミ』でもやるより他にないかと観念したのは6ヶ月も前のことである。
以来、寝る前に少しずつ私はプレイしてきた。

ところが、私はまだ4人しか攻略出来ていない。
なぜならば、一回あたり1〜2日分しか進められなかったからだ。
ゲーム内の時間で一周が40日。
現実の時間で、ひと月あたり一人すら攻略出来なかったこともあった。
別に難しかったわけじゃない。
恥ずかしかったからだ。

「ときメモ」みたいに極端なキャラ設定じゃないので、何気ない日常イベントの繰り返しでキャラを立てていくのだが、これが小っ恥ずかしいのである。
なんなのかな、私も歳をとったって事なのかな。
キャラは気に入ってるんだよ。
それでも正面から受け止められなくて、すぐにスリープしちゃうから全然進まなかった。
なんかゲームを入れてもらった方がやりやすいんだけど、ほとんどゲームはない。
大体狙ったとおりに話を進められてしまう。

今の私ぐらいには、もうちょっとイベントをあっさり目にしてもらって、なにかゲームを入れてもらわないとしんどいな。
自分を納得させる体裁が必要だ。
この際だから何でもいい。
例えば、ライバルとの恋のさや当てを麻雀で置き換えてみるとか、女心と秋の空をソリティアに置き換えてみるとか。
なんか欲しいなあと私は思うのである。

しかしながら、時代は変わった。
基本無料ゲームが幅をきかすようになった現在、どう創ったところでギャルゲーにお金を払う非ギャルゲーマーはいないだろう。
非エロのギャルゲーという狭いジャンルはよりマニアックになっていくしかない。
私の方が基本無料ゲームに移行すべきなんだろうな。
よく目にする『艦隊これくしょん』とか、あんまり気乗りはしないんだが・・・。


<後日談 2014_01_06>
「アマガミ」のパッケージは不思議だな、と思っていた。
だって、歴代全部、絢辻さんでしょ。
最初はともかく、PSP版やPSV版は人気を反映しても良さそうなもんなのに、どう見ても一番魅力のないキャラだと私は思っていたのである。
だから、攻略を後回しにしていたのだ。
やってみたら、なるほど、そりゃトップに来るわけだと納得した。
キャラも斬新だし、中盤にピークが来るのも珍しい。
あの台詞は凄いな。
5年以上も前の作品とは思えないほどのインパクトがあった。



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