Alba: A Wildlife Adventure、Apple Arcade版

求めていたのはこれ 2021_01_20

 

どうしてもやる気になれなかった。
やり過ぎだろ。
年末年始にやるつもりだったのにチュートリアルで止まっているゲームは、トゥルーエンドまで100時間以上かかる、というのである。
知りたくなくても耳に入っちゃうんだよな。
どんなに自分を奮い立たせようと思っても、もう無理だった。
早く結論に到達したいのである、私は。
気がつくと私はまたApple Arcadeに加入しているのだった。

Apple Arcadeを開くと、いつも目に付くところにあったのが『Alba: A Wildlife Adventure』。
どうも見たところ、スペイン版「ぼくのなつやすみ」といった感じで、評判はすこぶる良さそうだった。
でも、私はやりたいとは思わなかった、最初は。
だって、なまじ自由度が高いと時間がかかりそうじゃん。

しかし、やってみたら、これが全然違う。
あんまりプレイヤーに自由はないの。
自然保護区に建設される大型リゾートホテルの計画をストップさせる、という目的に一直線。
清掃活動や野生動物の観察などを通じて、島民の署名を集めていくだけ。
幼なじみの誘導のもと、次から次へとイベントが発生して、最低限をこなすと一日が終了。
密度が濃い!
祖父母の家に泊まっている一週間で色んな体験が出来ちゃうのだ。
しかも最後にとっておきのイベントも用意されていたりして、ほんの数時間で全部やりきったって感じさせてくれる。
満足度がメチャメチャ高かった。

これ、たぶんいくらでも時間稼ぎは出来たはずなんだよ。
だって、署名を集めるためのイベントなんていくらでも増やせるし、署名の目標数なんかいくつに設定しても構わないんだから。
それなのに、これだけコンパクトにまとめたところが凄いね。
いま時代が求めているのはこれだと思うよ
少なくとも私が求めているのはこれ。

もっとも、Steamだと1730円なんだね、これ。
3時間で1730円だったら、うん?って思うかもな。
そう思うと、やっぱサブスク最高だな。
ときどき、ゲームとサブスクは相性が悪い、みたいな論調の記事を見かけることもあるけど、そうでもないのかもよ。
単体で買うよりサブスク1ヶ月の方が安ければ、プレイヤー側からすれば全然構わないもんな。


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