わるい王様とりっぱな勇者、PS4版

泣いた赤鬼 2021_07_30

 

これ、泣いた赤鬼じゃん!
王様死んじゃうよ。
『わるい王様とりっぱな勇者』のオープニングを観て、私はすぐに思った。
タイトル名とオープニングの内容を照らし合わせると、童話「泣いた赤鬼」以外の何物でもないのである。
こんな見え見えなのアカンでしょ。
パッケージの絵からも想像できるように、王様ドラゴンはイイ奴っぽくて、これを主人公の少女に殺させるわけにはいかないと私は思った。
だって、王様ドラゴンは少女の育ての親だからね。
私のこのゲームに対する興味はただ一つ。
王様ドラゴンを殺さずに済む選択肢があるのか、あるいは、殺すことに納得できるのか、という点だけであった。
ちなみに、さっき気付いたのだが、商品紹介のページに「これは、いつか君に倒される物語」と書いてあったので、この程度のネタバレは許されるであろう。

ゲーム内容について特に書くことはない。
オーソドックスなコマンド選択型のRPG。
ホントに何の捻りもなくて、水準で言えば、3〜40年前のゲームだな。
戦闘に早送りもないので、これに掛かりっきりにはなれなかった。
ストーリーが進行するところ以外は、動画を観ながらやってたよ。
それでちょうどイイぐらい。
内容の割にすっげー時間掛かるから。

で、ですよ。
肝心のラストなんですが・・・。
さすがに私が最初に予想したよりは少しひねりがあって、まあまあ納得できた。
暖かい絵柄と絵本の読み聞かせのようなナレーションも相まって、とても気持ちのいい終わり方でしたね。
過去に日本一ソフトウェアが発売したこの手のゲームの中で一番でしょ。
このエンディングに辿り着くためなら、途中の長くつまらない戦闘も我慢して良かったと思える。
多少は苦労しないと感動も得られないからね。


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