初音ミク -Project DIVA- f_2

すべては歳のせい 2012_10_14

 

いつの間にかすっかり秋になった。
ついこの間まで夏のような気がしていたんだが。
寒くなってきたせいで、ようやく蚊に悩まされることもなくなりつつある。
隣の空き地は草ぼうぼうで、蚊が凄かったんだ。
しかも、蚊を見つけるたびに私は自分の衰えを感じさせられて、とにかくイヤだった。
何がイヤって、蚊を叩くことが出来なくなってきているのである。
目はまだそこそこ見える。
しかし、焦点距離を合わせるスピードが遅くなっていて、叩きやすいポジションに移行しているうちに蚊を見失ってしまうことが多くなった。
それだけじゃない。
いざ叩こうと、両手をパチンと合わせたつもりが合わない。
手が半分ぐらいずれて、叩き損なうことが多くなった。
脳の命令通りに手が動かないというこのもどかしさ。
今年は会心の一撃を繰り出した記憶がない。
まったく歳は取りたくないもんだよ。
ホントに歳のせいなのか、わかんないけどね。

ところで、『初音ミク -Project DIVA- f』をやっていても自分にガッカリすることはあった。
指がついてこないのである。

このゲーム、難易度7ぐらいまでは簡単だった。
初見でいきなりクリアできたものもいくつかあったぐらいである。
ところが難易度8.5あたりから事情は変わってきた。
連打系が増えてくるのだ。
連打といってもリズムが必要なので、指を痙攣させるような連打では上手くいかない。
ある程度ボタンから浮かして明確に指を動かす必要があった。
しかしこれが出来ない。
7連打の5・6発目あたりで指が硬直して動かなくなることもしばしば。
脳が動けって命令しているのに動かないというこの悲しさったらないな。
PSVのボタンは小さくて、堅くて、間隔が狭くて、本来こういうゲームにはあんまり向いていないような気はするが、でもそのせいで連打できないわけじゃなかった。
おそらく私の身体能力が衰えているのだろう。

若いときなら出来た、と思いたい。
このゲームでは最初からEXTREME(VERY_HARD)のタブが見えていたから、たぶん創り手は大半のプレイヤーがそこまでやると思って作っているはずだ。
少なくとも過半数のプレイヤーに提示するつもりがなければ隠すからね、普通は。
お金を払ってくれたプレイヤーに劣等感を感じさせたくはないだろう。
とすると、私の連打性能は並以下ってことだ。
私もそこまで落ちたかと、暗澹たる気持ちになる。

まあ、すべてを歳のせいにしておいた方が気が楽ではあるが。
若いときでも出来ないということになると、それはそれで余計ガッカリするからね。


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