Abyss:エデンの怒り、NS版

ゲームは蓄積していく 2021_07_08

 

任天堂からお知らせのメールが届いた。
何かと思ったら、期限切れ間近のゴールドポイントがある、という連絡だった。
それもたったの55ポイント。
55ポイントなんて使い道がないだろ、と思ったのだが、一応eshopのセール品を検索して驚いた。
今って、100円付近のセール品が一杯あるんだ。
どれもこれもあんまり面白くなさそうだけど。

そんな中で目を惹いたのが『Abyss:エデンの怒り』。
昔ながらの謎解きアドベンチャーっぽい雰囲気だったし、そこそこ見た目も頑張っているように思えた。
でもそこは100円なので、そんなに期待していたわけではない。
これは、海底都市の調査中に失踪したフィアンセを救助するために奮闘する女性が主人公の物語。

やってみたら、意外とちゃんとしていた。
作りは安っぽくない。
古くさい謎解きアドベンチャーゲームであるところも私は気に入った。
なぜ海底都市があって、そこに人が住んでいて、更に悪霊みたいな連中に支配されているのか、いまいち頭に入ってこなかったが、それはあんまり気にならなかった。
単純に謎解きゲームとして面白かったな。
ストーリーと関係ないミニゲームで水増しされているような印象はあるが、価格を考慮すれば、この程度は許されるであろう。
おまけに、エピソード0的な前日譚まで付いていて、お得感は非常に強かった。

これが100円で買えちゃうって凄いことですよ。
大作洋ゲーに興味がないならGamePassに入るより、セール品を漁っていた方が安上がりかもしれないな。
更に検索をして驚いたのが、このゲームの初出は2013年より前らしい。
検索に引っ掛かった記事の日付だけ見た感じだと、だけどね。
既に開発費をペイし終えたゲームが、どんどんセール品に貯まっていくような格好なんだろう。
よく出来た古いゲームが新しいゲームを圧迫していくんだ。
凄いと同時に困ったことでもある。

だから、新しいゲームを創っている人は高機能にシフトしたがるのかな。
ぱっと見で差別化したい思いに駆られるのだろう。
遊んでいるこっちからすると、全然そんなの要らないんだけど。


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