やっぱ「パワプロ」は面白いな。 面白さが安定してる。 いつやっても「パワプロ」は面白いから、そこが基準になってしまう。 『パワプロ10』のペナントモードを開始して2ヶ月以上が過ぎたが、その間「パワプロ」が自分の中のスタンダードなんだ、ということを私は強く感じていた。 『天外魔境2』やってるときなんか、いつも「パワプロやりてえ」と思った。 洞窟の中で道に迷って意味のない戦闘を繰り返しているときなんか、モニタ2個用意して「パワプロ」やりながらやり過ごしたいと本気で考えた。 オートモードとかはないから、実際には出来ないんだけど。 「パワプロ」と並列で進められるゲームは気の毒なことに、いつも私の中で比べられているのである。 もちろん私が「パワプロは面白い」と感じるのは、喜びを得るために必要なステップを省略出来るからだ、ということは出来る。 長年やってきているから、システムを理解する手間がない。 やらなければならないのは感覚の微調整だけだから。 「パワプロ」から得るのは、私の場合、ほとんど喜びだけということになる。 おそらく『パワプロ10』を初心者がマニュアルモードで習得しようとしたら、それは凄い負荷だろう。 出来るのかな?、果たして。 その昔学生たちに『パワプロ2000』だったか『パワプロ6』だったか忘れたけど、やらせてみたら、「ピッチングは出来るけどバッティングは出来ない」って言ってたな。 実際、私が直球縛りで投げても全く打ててなかった。 「パワプロ」は難しいんだ。 難しいが故にそこを乗り越えると、その先にはスゴイ喜びが待ち受けていて、私なんかはさほど苦労することもなく、それを手に入れることが出来るのである。 その辺が売れているとはいっても、サッカーの「ウイニングイレブン」シリーズほどには売れない理由だろうと私は思っている。 あれなんかは、割と凄いプレーが簡単に出来ちゃうから。(最近のは知らないけど) 今日『パワプロ10』のペナントモードが終わった。 終わったといっても一年だけなのだが。 もっと続けたいな、とは思いながらも、そろそろ終わらなければならなかった。 たくさんの新しいゲームが私を待っているのだ。 「ペナントモードを続けますか?」という問いかけに「ノー」と答えるのは辛かったな。 だって、得られるとわかっている喜びを自ら放棄することなんだから、それは。 |