うれしい初優勝 '99_12_01
うれしい初優勝 '99_12_01
『やったあ、初優勝だ!』
とりあえず私は万歳してみた。
「Jリーグプロサッカーチームをつくろう!」をプレイして何十時間目になる
のかわからないが、気が付くとゲームの中では7年が経過していた。
ここ何日か体調を崩していたが、実は原因はこのゲームだったのだ。
取っ掛かりは余りよくなかっただけに、自分の中でのこの変化は驚きに値する。
このゲームを買うまでの道のりは長かった。
『ビジュアルメモリは買いたくない。』(以下VM)
年間にゲームに費やす額を考えればそれは微々たるものだ。
しかし、消耗品で儲けるやり方はPSを連想させるものがあり、どうしても受
け入れられなかった。
悔しいからDCのドリームポイントで手に入れよう、とか思っていたのだ。
(しかし、ドリームポイントの特製VMは品切れで貰えなかった)
ようやく見切りをつけて始めたころには、発売から2ヶ月近くも経っていた。
はじめはJ2からのスタート。
順調に勝ち進む。
とても楽しかった。
ところがJ1に上がってからは、ずっと2部落ちスレスレで戦ってきた。
勝てないし、選手は不満ばっかり言うし、お金はたまらないしで、はっきりい
ってつまらないゲームだなあと感じていた。
試合をボーっと眺めているだけでもそれなりに見栄えがするから、辛うじてプ
レイし続けられたようなものだ。
それが、こう楽しいと思えてきたのはいつのころだったか?
練習スケジュールを考えるようになったあたりだったような気もする。
幸いにして比較的アクセスタイムが短いので、練習場に頻繁に足を運ぶことが
できた。
監督任せにしないで、選手の疲れ具合を逐一把握しながら練習を組んだ。
試合を見て、パスカットされやすい選手に重点的にパス練習をさせた。
試合に出ない選手には容赦なく個人練習を組んだ。
それまでは3人ほどの優れた選手が引っ張っているクラブだったのが、いつし
か全員で戦えるようになった。
きっとあの辺の取り組みが、自分の中でのターニングポイントだったのだろう。
そして結果が目に見え始めたとき、もうプレイを止めることはできなくなって
いた。
次の日、仕事があるとわかっていても。
昼食をカロリーメイトにして時間を作り、昼寝して体力を温存したりなんて、
ちょっと信じられないことだ。
すばらしいぜ俺!と自分を誉めてやりたい。
もちろん不安はある。
このゲーム、当面やめられない。
さすがに先輩だけあって、「プロ野球チームをつくろう!」よりもリアルな路
線という意味でよく出来ている。
並行して進めているラインはすべてストップしたまま。
何より体力がいつまでもつことやら・・・。
でも、出来るところまでやってみたい。
自分が納得いくまで。