ゲームはクリアできないよりクリアできた方がイイ。 クリアできないということは、クリアする能力がないということであって、お金を払って自分が劣っていることを確認などしたくないのである。 すでに高い評価が定着しているゲームだと、これは自力でクリアできるんだろう、と私が思っても致し方がないだろう。 ところがどっこい。 自力でクリアできないのに評価が高いゲームってあるんだよ。 『7 Days to End with You』がそれだった。 iOS向け有料ゲームの売り上げランキングを見ていて、私はこのゲームを見つけた。 主人公は記憶を失っており、自分を世話してくれる女性がいるのだが、彼女の言葉がまったくわからない。 理解できない創作言語で会話していって、単語を一つ一つ推測して、結果的にストーリーを理解するゲームだった、これは。 メッチャ面白そうでしょ? 調べたら評価も激高なの。 すぐに買ったね。 これだけ評価が高ければ、自力でクリアできた人が多いんだろうと思って。 やってみたら、これは想像以上に難しかった。 カレンダーの文字から曜日を推測することぐらいはなんとかなったけど、会話の中身を理解するのは至難の業だったな。 同じ単語が使われているセンテンスを比較する機能があるんだけど、使い方がわかってなかったせいもある。 ゲームの説明はちょっと不親切だったかな。 ある単語が凄く重要なのだが、それが微妙にわからなかった。 「化学」か「薬品」かと思ったのだが、ちょっと違うんだよ。 これがわからないと全貌が見えてこない。 結局、攻略ページのお世話になるしかなかったな。 これ、みんなできるの?って思ったよ。 みんな嘘ついてるんじゃないの?って。 しかし一方で、高評価をつけたくなる気持ちもわかるんだ。 ラストが衝撃的。 これはたぶん生涯忘れられない。 それなりに苦労したせいもあるのかな。 トゥルーエンド後に評価をつけるとしたら、私も好評価しちゃうかもね。 |