やっと出た。 やっとでたマン! 「4552640」 450万点超えた。 いやー、長かったな。 『トライジール』のスコアアタック大会が終わって2週間ほど経った頃だったろうか、インターネットランキングのスコアがリセットされていた。 うそっ?! マジで?! せっかく頑張った私のスコアは跡形もなく消えていたのである。 さみしい話じゃないか。 もちろん、もう一回同じスコアを登録することはできる。 でも、そんなみっともないマネ出来ないべ。 やっぱりあのスコアを超えないと登録は出来ない。 「ちょっと待てよ」 私は当たり前のことに気づくのである。 じゃあ、もう一回やればいい。 また『トライジール』をプレイする理由が出来たじゃないか。 こんなに嬉しいことはない。 しかし、である。 ただプレイすればいい、というわけではなく、出来過ぎだった「4369130」を超えなければならない。 これはなかなか大変なことだった。 私は各面に於ける自分の実力をもう一回見直していくことにした。 自分に何が出来て何が出来ないのか。 クリアするために出来ないことにしていたことの中で、出来ることに変えられるものはないか。 比較的リセットしやすい1面2面は少し無理をしてもイイんじゃないか。 その結果、自分の実力は440万点より上だ、と確信するに至った。 いや、『トライジール』はランダム要素の強いゲームなので、450万を超えることもあり得る。 そこを目指してもう一回やろうと決意した。 なにぶん無理をしているので、リセットの繰り返しだった。 ほんの少しの無理でも重なると率は悪くなる。 どうせ2面の最後にリフティングがあるんだから、無理しても仕方ないじゃん、と思いながらもリセットばっかりだったな。 我ながらアホかいなと思う日々が続いた。 自分の狙っていたプレイに到達するのに、やり始めてから7週間・80時間ぐらいかかったのかな。 いやあ、嬉しかった。 こんなに嬉しかったこともなかなかない。 結果、私は再び自分の名前を登録することに成功し、DCの最後に意地を張って見せたことも証明できたわけである。 イイことずくめだね。 <語句説明> リフティング:2面の隠し要素。岩を機体でリフティングすること。 10→100→1000→10000とリフティングする度に得点が増えていき、以後1回10000点入る。 岩の形状が歪で、コントロールするのが難しい。 |