Wii Sports Club、ベースボール_6

優しさで10段 2015_02_20

 

やっと10段。
『Wii Sports Club』のベースボール。
まさか9段から240試合もかかるとは思わなかった。
同じぐらいのレベルと戦えば、勝って+2、負けて−1だから、いずれは10段になれるとは思っていたけど、まさかこんなに苦労するとは・・・。

とにかく9段になってから全然勝てなくなった。
今世紀最大級のインハイブームのせいでタイミングがおかしくなってしまって、アウトコースが全く打てなくなったのである。
これはイカンということで、ちゃんとボールを見て振るように直したところ、インは捌けないし、外も待てない状態になった。
日に日に打率は落ちていく。
2割5分台だった通算打率は100試合ほどで2割3分台まで急降下したよ。
これは通算打率だから、この間の打率はおそらく2割切ってたんじゃないかな。
マジでやってるのにこれだから、救いようがなかった。
もう一回基本に戻って、体を固定した上で手首だけで打つようにしたが、それでも打率は下降を食い止める程度にしか改善しなかったな。
これは今でもそう。

結局10段に到達できたのは、先達の優しさのおかげだった。
彼らはもう勝利に拘ってないから、ストライク中心に投げてくれるんだよね。
中にはわざと勝たせてくれているんじゃないかと思える人もいた。
反対に8〜9段の連中は勝利に貪欲だから、なかなか勝てなかった。
ホントに自分を見ているようなボール中心の投球術を展開してくる人が多くて、自分も反省させられたよ。
相手もきっと面白くないだろうなって。

ここまでやってきて、今更ながら、このベースボールは奥が深いと私は感じている。
Wiiリモコンを振るだけなんだけど、実質的には座標を合わせるのとタイミングを合わせるのとを一つの行為でやらせているんだ。
内側は引っぱった方がヒットになりやすいが、外は流した方が確率が高い。
速い球はよく飛ぶ。
高めは弾道も高くなる。
ゴロはほとんど内野を抜けない。
となると、低めを捨てるには低めを見切らなきゃいないし、コースによってタイミングを変えなきゃいけないんだ。
特にインコースの速い球は振る判断をするまでの時間がほとんどない。
これは難しいよ。
実際、消化試合数の多い人で打率が2割7分を越えている人は見たことがないもん。(深夜帯は上手い人しかいないからかもしれないが)
2割ぐらいしか打てない人だってザラ。
やる気のある人にとっては、極め甲斐のあるゲームなんじゃないかな。
変数がタイミングだけだから、まぐれ当たりがあって、たまには上手い人に勝てるのもいいところだと私は思う。
上に書いたことを知らないと、確率はグッと落ちるけども。

この年末年始も、ほとんど新しいプレイヤーに会わなかった。
初心者が増えれば、もっと勝ちやすくなるかなと密かに期待してたのに。
WiiUが売れていないってもあるんだろうけど、まあ敬遠されるんだろうね、勝てないゲームっては。
その気持ちも分かるよ。
私もくじけそうだった。


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