第11回 髪型について
 
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 着物の着方と髪型には密接な関係があります。平安時代から戦国時代までは、髪を後ろに垂らしていたので、襟が首にピッタリついています。江戸時代に入って髪を結い上げるようになり、その襟足がだんだん下がってくると着物についてしまうので、襟を抜いて着るようになります。

 現代でもやはり、着物を着るときはアップにすることが多いですね。けど、昔風にコテコテに結い上げると老けて見えるので、どこかに遊びを入れましょう。60年代風のでっかいお団子にするとか、前だけをまとめてあとは外ハネにするとか。ただ、着物の種類によっては、きちんとフォーマルにした方がいいかもしれませんけれど。

 また、ショートカットの場合も髪が襟にかからぬように。どこか一カ所ディップで固めたりしてきちんとした感じを出すといいのでは。あまりバサバサのままではね。

 髪飾りに関しては、品のいいものをあっさりとさすのが私の好み。成人式のお嬢さん達の満艦飾の頭は、お世辞にも美しいとは言えません。でも、私の今の残切り頭では、かんざしは挿せないんですけどね。
カット2


 
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