衣の会




◆11月21日・公開講座◆
講義風景
先日開かれた公開講座の様子です。予約制ではなく直接会場に来ていただくことになっていたので、時間が来るまでドキドキでしたが、大勢の方がいらっしゃって感激しました。

講義のタイトルは「さりげなくきもの美人になりましょう」、内容は一部が着物の歴史、二部が本多先生の作品を紹介しながらコーディネイトなどのお話でした。みなさん、一部の講義も真剣に聞いていただけましたが、実際の着物を見ていただきながらの二部のお話では、より真剣で楽しそう。着物が良く見えるよう、モデルになった会員達がそばを通って、布に触っていただいたりもしました。本多先生と生徒さん本当に着物が好きな方たちに来ていただけたようで、嬉しく思っています。

写真左の本多先生の着物は、渋い色の紬、袖と裾に模様が入って訪問着仕様です。帯はかぶの模様の染め、本来なら冬の間締められますが、後ろに赤とんぼが止まっているので晩秋の今頃まで。生徒さんたちの中で着物の方も、紬が多かったようです。“いかにもよそ行き”ではないところが素敵。タイトルどおりさりげなくて。

モデルになった会員達の着物はすべて、自分のもの。着る人に合ったその人らしい着物が、本多先生の作品の特徴なので、別の人が着ては意味が無いのです。写真右上の方は、黄色の無地紬に結城の格子の帯。 右下の方は、縞結城に同じく格子の帯です。お2人の個性に合わせて制作されました。写真が小さくて、微妙な色使いがおわかりいただけないのが残念ですが。

講義の 最後には質問の時間ももうけられ、2時間があっという間に過ぎました。春からはまた、平成15年度の定期講座が始まります。詳しいことが決まり次第このページでお知らせしますので、興味のある方はご覧ください。


 


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