衣の会




◆衣の会・2002年度第6回講座◆

久しぶりに講座のお当番です。着物を着ていこうと思ったのですが、天気予報は夜から雨。季節も半端でぴったりのものが無いし・・・というわけで、私は洋服で出かけました。とはいえ、本多先生はそうもいかず、いつものようにお着物です。

この季節にふさわしく、紫陽花色の単衣紬。帯は絽で、菖蒲の模様です。外を歩くときはこの上に小豆色の絽に防水加工を施し、コートに仕立てたものをお召しでした。市販品の化繊のコートは薄くて持ち運ぶにはいいけれど、結構暑いんですよね。コートも絽なら見た目も涼しげ。襦袢も合わせてたくさん重ねていることに変わりは無いのだけれど。

そしてもう一人着物の方が。私と同じお当番の人、昨年の生徒さん。右側の写真では良くわかりませんが、花火の模様の絽小紋です。6月は原則として単衣の季節。とはいえもう20日だし、雨の割には蒸す日だったので、いっそ涼しげでいいかと。着物が素敵なのは、自分の満足だけでなく見てくれる人に何かを感じてもらえるところだと思うのです。

生徒さんたちはといえば、さすがにこの日は全員洋服。でも、遅刻してきた方が2人居て理由を聞いてみたら、せっかく着物を着たのに出掛けにざあっと降ってきて、あわてて着替えに戻ったとのこと。大変なめにあってしまってお気の毒でした。みなさんお教室に着物を着てくることを楽しみにして下さっていると思うのに、梅雨ですものね。

今回の講義内容は友禅、因みに前回は講義ではなく、高崎染料植物園での草木染体験でした。遠いのと実技があるのとで、着物というわけにはいきませんでしたが、天気も良くて園内散策も楽しかったとのこと。充実した1日だったようです。

 


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