伊賀上野城

伊賀の国といって真っ先に思いつくモノは・・・?
伊賀から連想される事と言えば、忍者ではないでしょうか。そんな忍者たちの忍びの里である、伊賀上野の地に存在するのが上野城です。

こちらへは電車(近鉄伊賀線)を乗り継いで向かったのですが、なにぶん電車の本数が少ないので、時間に余裕を持って出かける事をおすすめします。(時間によっては、一本/一時間なんてこともあるかも)
またその電車もワンマン運転であり、田園風景のなかをのんびりと走ってます。せっかちな人には物足りない電車でしょうが、ゆとりをもってのんびりしたい人にはもってこいの鉄道です。
またちょうど下校の時間であったためか、車内はほぼ学生でいっぱいでした。

上野市駅よりちょっとした登り坂をあがって、上野市役所の脇を通って、およそ10分と掛からない所に上野城趾はあります。敷地内に入るのは、来る者拒まず、だれでもご自由にといった開かれた所です。(でも駐車場は別料金らしいですが。)見た目は「丘の上の公園」と、いったかんじでしょうか。木々の上の方には、天守閣が頭を出してる感じです。

上野城趾へは、なおも歩き上った所にあります。当日は平日であったからか、観光客の姿はほとんど見ることはありませんでしたが、休日などではどうなんでしょうか?

さて天守閣ですが、当然当時のものが残っている訳ではなく、ここも再現されたものです。しかし石垣などは当時のままだそうです。また、上野城の石垣は最大のところで、日本最大の高さを誇るらしいです。上から下をのぞいてみましたが、確かに高かったです。下から眺めれば、まさに天を仰ぐ感じになるのではないでしょうか。

さて復元天守閣ですが、入場料を払って早速入城してみることに。中には昔から伝わる甲冑などが展示されてます。最上部へ登り周りを眺めれば、まさに山々に囲まれている地であることを、改めて認識させられます。隠れ里としての伊賀という地は、ありがち嘘ではないかもしれない。現在は高速道路も近くまで開通し、鉄道も本数は少ないながらもあるが、昔は京の地には近いが、往来の手段が徒では厳しいかもしれない。
当日はやはり誰も観覧してる者など、いませんでした。

同敷地内には、上野城趾の他に忍者屋敷や、俳聖殿があります。ついでなので忍者屋敷にも、行ってみました。ここでは忍者の格好をした、女性の方が色々説明してくれます。扉がクルリと回る仕掛けや、隠れ階段のありかなど。しかしふつうの日だからと、気が抜けていたのでしょうか、あまり熱のこもった説明ではなく、悪くいえばやる気がなさそうで、話ことばは棒読み。(まぁ、毎日何回も同じ説明をしてれば、機械的になってしまうのもわかりますけどね。)それに引き替えもう一人いるおじさんは、結構熱心に説明をしてくれました。

忍者屋敷の続きとして、忍者が使用した道具などを展示してある、資料館もありますのでこちらもご覧になったらどうでしょうか。