二条城

京都の中心地は、天皇の御所でもある京都御所である。その京都御所の近くに、二条城があります。ほとんどの人が、一度は行ったことがあると思われる京都。関東地方出身者なら、たいてい中学生や高校生の修学旅行などで、一度は訪れたと思います。そういうわたしも中学生の時に、修学旅行で京都へおじゃましました。
しかし当時はお寺見学や、古い建物ばかりの見物で、正直楽しかったとは、思ってませんでした。しかしある程度年齢を重ね、改めて行ってみると、京都の良さ、数々の歴史あるお寺などの建造物。そんな中の一つが今回訪れた二条城です。

さて二条城がある位置は、京都の中心部になるのでしょうか?京都の地理に疎いのでよくは分かりませんが、京都駅より地下鉄に揺られる事、およそ10分弱で烏丸御池駅に到着ここから歩いたら、およそ30分くらい掛かった気がします。一般にはバスを利用するモノだとか。


東大手門前は、観光バスがいっぱい・・・。やっぱり修学旅行で、たくさんの学生が訪れてました。一般の観光客など、まばらな状況でしかいない。修学旅行という名のもとに、学生に占拠された感じのある二条城。

それはともかく、中に入っていき二の丸御殿を見学する事に。が、二の丸御殿の入り口にあたる、唐門はたいそう立派なモノで、多くの人がここで記念撮影をしていた。その脇を気を遣いながら、端を歩む我の姿あり・・・。(そんなことはどうでもよいことだが。)

中に入り二の丸御殿を一周するのが、ここの見学コースである。しかも重要文化財(?)だからでしょうか、土足厳禁であるので入り口で靴を脱ぎ、備え付けられている下駄箱へいれるべきだそうだ。ちなみにここは時計回り、つまり左回りに一周する。

まぁ、各部屋がどんなにすごいかは、実際に行ってみればよく分かるでしょう。とにかくモノがモノだけに、歴史ある古いモノであることは、素人目から見てもよく分かるものです。襖に描かれている絵にしても、狩野某が描いたとか、この大広間で将軍が大名を謁した間だとか。また大政奉還を歴史的大事を、発表したと言われる大広間をみたときには、改めてこの場所の偉大さを勝手に感じてしまった。

「うぐいす張り」というのをご存じでしょうか。一度でもここへ来たことのある人なら、耳にしたことがあるはず。あるくと床が「キュッキュッ」となるあの床である。この年になって原理を知ってから、初めて歩いてみたところ、昔の人はよく感がえたものだと、ちょっと関心してしまった。

さすが日本の観光地ナンバーワンの京都。ここへもアメリカ人らしき観光ツアーらしき人たちが。日本人のガイドの方は、一生懸命英語で説明。それを熱心に聞くアメリカ人らしき人たち。その熱心な説明ぶりに、思わず立ち止まって聞きたくなりましたが、英語ではわからないのでまた次の機会に。

そうしている間に、二の丸御殿を一周してきた様で、元の位置に戻ってきます。

その後、ゆっくりと二の丸庭園を歩き回り、天守閣跡をめざすことに。この二の丸庭園は、まさに日本庭園と行った感じで、大きな池があり、その中程には小島があり、時代劇とかで、お殿様がここで茶を喫している様なところでした。

内堀に掛かっている橋を越え、本丸櫓門をくぐると、本丸御殿が正面にあり、左方には本丸庭園をみることができます。本丸庭園の間を歩いて抜けていくと、世界文化遺産に登録されたとかいう、本丸御殿へ入館して見学ができる様になっているとか。それならばと、本丸誤伝へ入館させてもらう事に。

ここはどこか旧家を思い出させる様な、たたずまいにまず最初見えてしまった。ただ普通の家とは違い、やはり部屋の数が滅茶苦茶多く、やっぱりただの家では無いと再認識。またただの部屋では無く、襖の絵なども豪華であり、各部屋の床などもほかとはちょっと違う雰囲気でした。また全部で3階あり、一応全て見学する事が可能になってます。

また、電気の設備も完備されており、各部屋には電灯(蛍光灯とも違うし、なんといったらいいのか・・・。)が備えてあります。なんでも明治時代初期に、つけられたものだとか。

さて肝心の天守閣あとですが、行ってはみたモノのちょっと違う感じがしました。まわりの石垣はそれらしく残っている様ですが、その場はまさに観光地の展望台といった感じ。それともここは、そういった物だったのでしょうか。よく分かりませんが。

帰りは西櫓を抜け、梅林の小道を一人テクテクと歩き、南中仕切門を抜け、戻ってきました。
今回改めて訪れた二条城ですが、日本の観光地としては、うってつけのところだと思いました。