信長の野望・全国版
これより以前に「信長の野望」は発売されていた。しかし日本の中央のみの17ヶ国だけがであった。

それからパワーアップされ,北は蝦夷から西は薩摩まで,日本全国を網羅して発売されたのが,全国版である。おそらく伊達や島津といった大名をプレイしたいとの要望に応えたのだろう。

全国を平定するのが目的なのはシリーズを通して変わらない。 ゲームは基本的に一国一大名である。 (一部では,甲斐信濃といった様に,二ヶ国で一ヶ国としていた。) また大名が謀反で倒れると,名も知らない者が,大名となったのである。

内政に関しても1季節で1命令であるので,年間を通して4度の命令しか下せない。 よく考えてから,行動をしないいと無駄な作業となってしまうのである

。 合戦はヘックスが用いられており,自軍の部隊を5つまで分割できる。 また足軽や騎馬,鉄砲などの部隊は,自由勝手に決めることができないのも特徴であった。 勝敗はどちらかが全滅か,退却するまでであり,城の占拠は意味をなさない仕様である。

このゲームに存在する「暗殺」という名の計略。 これが高確率で成功した記憶がある。 どのくらいだったかは定かではないが,昨今のゲームとは比較にならないくらいだっただろう。

また地方毎に方言モードなるものが存在していたのが,ユニークな点である。

いまでは Playstation でしか遊べないと思われる。ちなみに発売当初はパソコンであり,そしてファミコンなどの移植がされていった。
これがファミコンに移植された当時は,かなり高価なソフトであったのを記憶している。
一般的なソフトが5000円前後であったにもかかわらず,パソコン版と同様に9,800円で発売。かなり強気な値付けである。


DATA
ジャンル:歴史シミュレーションゲーム
発 売 元:コーエー ( http://www.gamecity.ne.jp/ )
お 値 段:\1,980

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