信長の野望・天下創世
前作の「蒼天録」から一年半後の2003年9月。信長の野望の最新作「天下創世」が発売された。 今作は見た目が今までのシリーズとは全く違っている。内政シーンは「将星録」を思わせる様な箱庭タイプ。そして合戦シーンは3Dであり、さらにリアルタイムで行われる。

システムは一年を8季に分けてゲームを進めてゆく。今回も領地は国毎ではなく城単位で区別されている。また大名の規模により小大名から天下人までのクラスが設定されており、それにより国内に建築できる施設とできない施設があったりと差別化が図られている。

内政でメインとなるのは領地での町作りである。居城を中心とした城下に商人町や武家屋敷、農村などを配置していく。さらに本願寺や南蛮寺などで文化度を高める事により、城をより堅固に成る過程をフル3Dにて視覚的に眺めることが出来る。また四季の移り変わりも描かれているので、時の流れを感じることも。

また合戦では野戦、城攻めと従来通り別れており、どちらもフル3Dとなっている。攻城戦では櫓や本陣などにて兵の補給が可能となり、今作ではかなり重要な拠点となっている。さらに今までに無かった機能として、新たに決戦という項目が加わった。これにより他家とお家の存続を掛けた合戦が行え、天下取りへの早道が出来た。

また通常版の他にアニバーサリーボックスというおまけ付きの製品も発売中。こちらには過去の「信長の野望」の音楽を詰め込んだサウンドトラックCD。そして「信長の野望」の歴史がかかれたヒストリーブック。ついでの様に2004年のカレンダーが封入されていた。

あいかわらずの国盗りゲームではあるが、前作以上のパワーアップが図られています。


DATA
ジャンル:歴史シミュレーションゲーム
発 売 元:コーエー ( http://www.gamecity.ne.jp/ )
お 値 段:\11,800 ( アニバーサリーボックス : \13,800 )