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ビーナスラインドライブ


梅雨の晴れ間、ドライブ日よりにはちょっと心許ない天候。せっかくの休みということで、レヴォーグで向かったのが長野県のビーナスライン。

前車であるアルテッツァの頃、何度か訪れておいた高原道路だ。

以前は有料道路であったそうで、ドライブを楽しめるだけではなく、景色を目で見て楽しむこともできる。

普段の喧騒な日常生活から一変して、ゆるやかに時が流れ、自然に導かれる様に車を走らせる感覚となるのは気のせいか。

今回は諏訪ICより北上して「白樺湖」をめざし、「車山高原」、「霧ヶ峰」を通り「霧の駅」、そして「三峰」付近までドライブ。

美ヶ原高原までと思ったのだが天候により、今回は断念して次回へのお楽しみとして残しておいた。

さて久しぶりのビーナスラインであることはすでに述べた。昨年だかアルテッツァを手放す直前に、もう一度ドライブしてみたいと思っていたが、様々な要因から実現できなかったのは記憶に残っている。

しかし車山高原を散策するのに訪れたのも昨年のこと。よって車山高原あたりまでは、記憶に新しいドライブコースであるが、レヴォーグでとなると初めての道となった。

白樺湖より大門峠を経由していざ、車山を目指して一気にアクセルを踏み込む。1.6Lのエンジンであり「I」モードであってもそれほど力不足は感じないが、きっと2.0Lのエンジンであれば爽快感を味わえるのかもしれない。
白樺湖をバックに
白樺湖をバックに

気がつけばメロディーロード駆け上っていた。足下から耳に響くメロディーは「スカボロー・フェア」。ちなみに時速40キロほどの速度で走らなければ、メロディーどころではない。単なるノイズとしか耳に入ってこないのでご注意を。

周りは緑色の絨毯を敷き詰めたように広がる草原。その中を通る灰色に塗られた自動車用の道。右に左へと蛇の様に大きく曲がった道路を走っていく。かなりの標高まで上がってきたはずだ。

メロディーロードを過ぎ、すぐの駐車スペースに車を駐めてから眺める景色は絶景。きっと日本各地、ここよりも素晴らしい景色に出会える所はあるだろう。ここから眺める山並も心を落ち着かせる特効薬になる。

ここから眺める白樺湖、そして遠くに見える街並みみ俯瞰していると、嫌なこともなどが洗いざらい流しきった気持ちにさせてくれる憩いの場だ。

さらに深緑に染まりつつある草原の中を走り、左右に折れ曲がるワインディングロードを抜けると、緑の中に点々と付けられた赤いレンゲツツジの花が目に付く。薄曇りの天候が緑色と赤色の世界を引き立てている様だ。
高原ですね
高原ですね

道ばたに駐車して散策をする人々、足を停めて景色を楽しむ人々、カメラ片手に被写体を撮影している人々。短い道のりのなかでも、色々と楽しみがあるものだ。

2014年の夏の「車山高原散策」で見た気象レーダーを遠く眺めながら、駐車スペースに車を駐め、景色を堪能しつつ、レヴォーグを写真に収めることは抜かりなく行いつつ「霧の駅」をめざす。

車もバスも人も多く目にする様になってきたら、まずは目的地となる「霧の駅」に到着。

平日ではあったが思ったよりも多くの人が老若男女を問わずに訪れていた印象だ。やはりカメラを持って草花を撮影するのだろうか。散策スタイルの人が比較的多く見られたのが印象的だ。

対照的にドライブ目的、と思われる人の方が少ないくらい。自身がその少数派に含まれていることは云うまでもない。

一休みをした後、八島ケ原高層湿原方面へ車をリスタート。ここは道が空いており、一人でのドライブということもあり、気ままなドライビングが楽しめた。
霧ヶ峰高原
霧ヶ峰高原

時々見える諏訪湖に感激しつつ、新緑に染まった木々が立ち並ぶ中を走ることで気分は爽快。気がつけば中山道との合流地点である和田峠。時間があればこのまま北上して佐久方面へ向かうのもありかと思いながらも、さらにビーナスラインを直進。

時間的なものなのか、この辺りで多くのライダーが行き交う姿を目にしはじめた。左に寄せたレヴォーグの右手を颯爽と追い越していくライダー達。二輪車での特権なのかどうかはさておき愉しそうである。

さてこの辺りまで来ると天候が怪しくなってきた。このまま美ヶ原まで行くのもどうかと思い、このあたりが引き時か。三峯山を左手に見えるあたりで一時休止。どこまで続くのかと思われる信州の山並を眺めながら帰路に就くことを決意。
最後の1枚
最後の1枚

来る道を今度は逆の道順を辿り、目に見える様に標高がり景色が変わってくる。往路とは違い下りはやはりペースが速い。思ったほど速度が出ていなくても、流れに沿って走っても、それは登りとは明らかに異なる。それは現実の世界へと一歩づつではあるが近づく道のりであった。