古き街並みを訪ねて〜奈良井宿〜

古き街並みを訪ねて〜奈良井宿〜

江戸時代,中山道の宿場町であった奈良宿。ここは伊那から木曽への向かう途中に位置している。鳥居峠を間近に控え,おそらくここで英気を養い,峠に挑んでいったのであろう。

訪れた日はあいにく曇り空。まぁ雨さえ降らなければという気分であった。ついでに当日は車で移動していた。蒸気機関車が設置してある駐車場に車を乗り入れたが,ここは有料であり,他には無料のところもあるはずだ。

一歩,足を町中へ踏み入れれば,タイムスリップしたのでは無いかと,大げさでなく思ってしまう雰囲気。一気に江戸時代とは言わないまでも,現代では無い昔に。

また歩く過程で夏だったこともあるが,汗がダラダラと流れオチ,蒸し暑い。しかし心配はご無用とばかりに,途中に井戸がある。もちろん井戸水なのでヒンヤリ気持ちいいこと。顔を洗ってさっぱり,といったところだ。

この奈良井宿は観光地であることは否定できない。所々にはおみやげ屋ももちろんある。そして食事をするところもれば,宿もあるのだろう。さらに「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている。これは早いはなしが,建物などをこのまま後生に残していきましょう,といったことだと思う。

店にある看板だけでも一見する価値はありそうだ。また店先でもって工芸品の制作をしているところもあった。

古い街並みに酔いしれていたが,ただ残念なことに車の往来が思ったよりもあること。住民がいるのだから,交通規制は難しいとしても,もう少しなんとかならないものなのでしょうか。

また名産は漆器類の様で,店頭に並んでいるのが目に付いた。しかし値段はピンキリ。すべてがこの現地のものかどうかを聞く勇気はなかった。

奈良井宿 

奈良井宿2

奈良井宿3

店先のタヌキ



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