渡良瀬遊水地 谷中湖 2007.5.4

快晴のゴールデンウィーク、息子と二人で渡良瀬遊水地に行ってきました。初夏の日差しの中、のんびりぷかぷか、カヌーを楽しんできました。

渡良瀬川下流部の洪水被害を解消するためとして、この地にあった谷中村を廃村にし遊水地にしようと計画された渡良瀬遊水地。明治38年に県議会で可決、明治40年までに936町歩余りが買収され380戸の移転が図られました。

この問題で奔走したのが、明治天皇への直訴で有名な田中正造です。今日では、環境問題の先駆者と言われている人物です。

田中正造に関連する本として川のライブラリーで立松和平著「毒−風聞 田中正造を紹介しています。参考にしてください。

渡良瀬遊水地は第1、第2、第3の3つ調整池で構成されています。大きな洪水のときだけ調整池内に川の水が入り、洪水を調整します。その第1調整池の中を掘削し設けられたのが谷中湖です。洪水調整機能の増大、都市用水の確保のため、平成2年より利用されています。

渡良瀬遊水地・周辺案内マップ<(財)渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団のページからのリンクです>

 

谷中湖に到着!

快晴のゴールデンウィーク。予想通り高速道路は大渋滞。それでも何とかたどり着けました。北エントランスから渡良瀬遊水地に入り、子ども広場ゾーンに車を止め荷物を湖畔に運びます。広々とした園内では、大勢の人が、サッカーやバトミントン、バーベキューなどをして楽しんでいました。

北ブロックの湖畔でセッティング開始。二人だとらくちんなのだ

 

いよいよスタート。最高の瞬間。笑顔がこぼれます v(^^)v

 

谷中ブロックへ

ハート型をした谷中湖。湖面は堤防により3つの部分に分けられています。カヌーを漕ぎ出したのは北ブロック。
その隣りが谷中ブロック。そして湖の半分近くを占める南ブロックです。

2人の乗ったカヌーは、北ブロックと谷中ブロックを結ぶ北橋をくぐります。(写真左)
谷中ブロックに入ると、向こう岸まで漕いでいくことを決め、二人で声を合わせパドリング。(写真中)。

そして谷中ブロックを横断し、南ブロックとを隔てる堤防に漕ぎよせました。(写真右)。
ここでは、上空からヒバリの声がきこえるなか、目の前の潅木からウグイスが大きな声で歌いだします。
とっても穏やかで、心から落ち着ける場所でした。

 

鯉がいっぱい

写真左手、草の生い茂る岸辺には、たくさんの鯉が群れ
泳いでいます。

ここは、谷中ブロックと南ブロックを隔てる堤防沿った
岸辺です。真ん中に見えるのが中の島のテラス。

辺りはひと気がないので、鯉たちは全くの無警戒。そんな中、
不意にカヌーが進入して来るので、大いに驚く鯉さんたち。
あちこち逃げ回ります。カヌーにぶつかる慌て者もいました。

「カヌーに飛び込んで来い!」って期待もしましたが、
さすがにそんなまぬけな鯉はおりませんでした。

 

 


大きな青空の下でのカヌー。初夏を満喫できました。

 

 

湖から見た谷中ブロック。
ひときわ高い木はカロリナポプラです。

 


再び北橋まで戻ってきました

 

撤収  
約1時間半、谷中湖をぐるっと回って出発地点に戻ってきました。
カヌーを片付け、重いバッグを軽々(?)抱えてハイポーズ。

 

 

渡良瀬川

谷中湖を離れ、渡良瀬遊水地内の渡良瀬川へ。新赤布橋から見た渡良瀬川です。両岸に生い茂るの河畔林に守られ、とても趣深かったです。この次はここでカヌーをしてみよう。

上流側   下流側

渡良瀬川は、群馬県と栃木県の境にある皇海山(すかいさん)に源を発し、日光市足尾町で神子内川と合流し、本流となります。急峻な渓谷を流れくだり、足利市を経て、渡良瀬遊水地に入り、茨城県古河市の南で利根川に合流する、 流路延長107.6キロメートルの利根川水系最大の支川です。 足尾銅山鉱毒事件、煙害による森林破壊とつらい歴史を乗り越えるべく、多くの人々により、森林再生へ向けた取り組みがなされています。

 

おまけ

藤岡町のヘルスケア施設「渡良瀬の里」に行きました。
施設内の「ふれあいの湯」で汗を流すつもりでしたが、
残念なことに利用することは出来ませんでした。
時刻は5時半。利用時間は4時までです。
皆さん、ご注意を

 

リンク

(財)渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団

 

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