隅田川 お花見ツーリング 2022.3.27
久々のカヌー、Tokyo Great Kayaking Tour の『お花見カヤッキング』に、くぼっちと参加しました。実に5年ぶりのカヌーです。3月20日に東京は桜の開花が宣言されましたが、二日後に雪が降るなど寒い日が続き、お花見カヌーの場所となる、隅田川沿い・大横川周辺は一向に桜は開きません。実は、前の年の11月から隅田川に面したオフィス勤務となっていたので、毎日が下見。25日(金)になっても開花せず、くぼっちから1週間繰り下げの了解をいただき、予約の変更に着手しました。しかし、残念ながらというか当然のこと、翌週は満員、変更できません。覚悟を決め、咲いてても咲いてなくても、予定通り突入することとなりました。
25日のお昼休み。新川公園、まだまだ桜は咲きません。
1.霊岸橋スタート
地下鉄茅場町駅から歩いて少々、永代通り亀島川にかかる霊岸橋を渡った右側に Tokyo Great Kayaking Tour はあります。Tokyo Great Kayaking Tour は、インバウンド旅行者力者向け東京観光ガイドを行う会社ですが、コロナ禍で旅行者激減のため、近時は日本人向けの展開もしています。この日のツアー参加者は、我々の他日本人男女3人組、アメリカ人男女5人組み、合計10人プラスガイドさん2名という構成でした。
くぼっちと私は経験者ということで、1人艇が割り当てられました。白く細長い艇に乗り込むと、これまで乗ったことのないスリムなボディーで、不安定さを感じます。「大丈夫かなぁ」、不安がよぎりますが、平然と構えるしかありませんね。とにかく楽しみましょう
霊岸橋から見る準備風景
オレンジにくぼっち、白に私
2.亀島川から日本橋川
「スタートするとすぐに霊岸橋の下をくぐり、出口にある日本橋水門を抜けると、日本橋川に合流します。オフィスが立ち並ぶ日本橋川を東に進みます。
3.隅田川を横断
永代橋の少し北側で隅田川に合流。朝9時前の隅田川はとても静か、我々のグループで独占です。永代橋をくぐりぬけ、斜めに隅田川を横断し、大横川の入り口を目指します。「今の時間はいいけど、帰りはたくさん船が出るから気を付けないといけないですよ」と、ガイドさん。
月島のタワーマンション群
新川公園、咲きました
4.満開の大横川
大島川水門を抜けると大横川。両岸に桜が植えられていているのですが、満開に咲き誇り、よく見てくださいと言わんばかりにせり出し、川面に触れんばかりに垂れ下がっています。素晴らしい。
川から眺めていると、桜が自分たちだけのもののよな気もしてきますが、決してそんなことはありませんよね。花を大切に、触らないように、パドルが触れないように、注意しながら気を付けながらのパドリング。のんびり、ゆっくり、手を止め見上げながら。いつのまにか雲が切れ陽が差してきました。何と運の良いことか。しばらく春を堪能しましょう。
5.波乱の帰路
再び大島川水門を抜け、隅田川に戻ります。来た時と違い波がやや高く、風も吹いてきました。観光船にプレジャーボート。たくさんの船が行き交います。船の波は岸に当たって戻り、複雑な三角波が出来ています。「真剣に漕がないと、初めて乗る艇だし沈しかねない」と、気を引き締めてパドルに力を籠めたところ、「待ってくださーい」っと後ろの方から声が聞こえてきました。でも、今振り返るとバランスを失うかもしれない。後ろのグループにはガイドのお兄さんもいるし大丈夫だろうと、永代橋をくぐり隅田川を横切り日本橋川に入るまでひたすら漕ぎました。日本橋川は穏やかで、ようやく振り返ることが出来ました。が、後ろには誰もいません。ガイドのおじさんが様子を見に戻っていきましたが、しばらくして「全く姿が見えないので、別ルートで戻ったんだと思います」と引き返してきたので、二人で日本橋川を西へ、ゴールを目指しました。
大島川水門を出て再び隅田川へ
月島くぼっち
永代橋
ゴールに、後ろのグループは到着していませんでした。しばらくすると、「ひっくり返って、もう無理だと思い歩いて帰ってきました」と、日本人グループの一人が陸路を戻ってきました。やきもきしながら待つこと約5分、くぼっちを含む後ろのグループ全員の姿が無事に現れ、一安心。くばっちは、ガイドのお兄さんと一緒に、沈した艇のレスキュー。カヌーに乗ったまま、艇を起こして水抜いて、再乗艇させリスタート。でもまた沈して断念したんだって。残されたカヌーは、ガイドのお兄さんがロープで引いて戻ってきたのでした。
日本橋水門
ゴール
くぼっちもゴール
しっかり楽しめました。こうしたツアーもありですね。