錦川 2000.11.4

仲間たちと錦川を下って丸3年。あの日目のあたりにした、美しく澄み切った清流錦川をふたたび、ということで、今回は私一人だったのですが、土曜日の日帰りで、行ってまいりました。

  錦川清流鉄道で、錦川へ

岩国でJRから錦川清流鉄道に乗り換え。
土曜日の朝、たった一両の列車は、通学
の高校生で満員。大きな荷物を持ち込む
のは、少々気が引けますが、2つ目の駅
までに、高校生は全員降車。残った乗客
は、数えるほどでした。

写真は、南河内駅手前、稲刈りを終えた
たんぼに、列車の影がくっきり。

 

南桑で降車 いざスタート!

スタートは3年前と同じ南桑。橋の上から見ると、水位が増し、川幅が拡がっているのがよく分かる。3年前の川幅は、この日の半分以下だった。                     
霧がかかっているのは下流の一部のみで、身体を返して目を上流を見ると、青空の世界。

 

  増水ですーいすい

準備も整い、いざスタート! 9時50分。
水量が多いので、前回は大変な障害物
だったヤナも、すっかり水の中。

水も濁りがあり、ゆっくり川底を見ながら
という訳にもいかないので、流に負けない
ように、ひたすら漕ぐとすいすい進み、どん
どん景色が変わっていきます。

 

1日分が30分

3年前キャンプした二鹿谷青い橋の少し上流。下流から上流を臨むショット。前回は、写っている大岩の手前にバラスが広がっていたのですが、この日はすっかり水の中。
ここまでに要した時間は、たったの30分。前回2時間以上かかったので驚きました。ほんと、あっという間に着いちゃいましたょ。

 

世界初、カヌーカマキリ登場!

青い橋を過ぎて間もなく、ちょっとした瀬に
さしかかると、カマキリが飛んできて、カ
ヌーの2メートルほど先に着水。手を差し
伸べると、しっかりとしがみついてき、無事
カヌーに上陸。川旅の良きパートナーに。
カヌーから身を乗り出し、川を見入る勇姿は
哀愁たっぷり。 

 

 

ちょっと休憩

11時15分、行波に到着。上陸し、橋の向こう岸の売店に直行。ごままんじゅう、ソーゼージと缶ビール1本買い、しばし休憩。11時55分、再スタート。

無人のダッキー

再スタート直後、この日最大の瀬の登場。川の右側のせまいところに集められた水が、激しく波を立てる瀬の上に、長い竹が何本か倒れかかり、進路を塞ぐ。

頭を低くして何とかくぐり抜けるが、うかつにも瀬の中でターンしてしまい、後半は後ろ向きで通過するという綱渡りでした。

しばらく行ったところで、ひっくり返ったまま流される無人のダッキーを発見。とりあえず岸に引き上げておきましたが、ここで沈してしまたのでしょう。持ち主は何処!

 

  本日のゴール 守内沈下橋

その後も快調に進み、12時30分に今日
の目的地守内の沈下橋に到着。

ここでも水かさが増しており、沈下橋を通
過する際は、頭がこすりそうでした。

ここで上陸しカヌーの片づけをしていると、
「沈をしてダッキーを流してしまったが知ら
ないか」と年輩の男性に声をかかられまし
た。ほっと一息。

 

本日のゴール守内沈下橋から上流を臨む。

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