木場潟 2005.4.9

石川県小松市にある木場潟は、面積126ヘクタール。南北に細長く伸びた潟湖です。今江潟、柴山潟とともに加賀三湖と称せられますが、その中でも唯一、自然のままの姿が残されています。背後には霊峰白山がそびえ、雄大な自然を目の当たりにすることができます。木場潟はカヌー競技も盛んで、大きな大会がたびたび開催され、国内はもちろん、世界各地より有力選手がここに集います。

 

白山に挨拶
木場潟公園北園地からカヌーを漕ぎ出します。まずは、かなたにそびえる純白の白山と
まっすぐに向かい合います。ここから見れば白山の名の由来を実感できることでしょう。
春の訪れを、美しい自然のなかで体感できることに、ひたすら感謝、感謝

 

カヌー基地 木場潟
木場潟にはカヌー場があり、湖面にいくつものブイが設置されています。中央園地の艇庫には、色とりどりのカヌーが保管されており、
競技シーズン前でしたが、カヌー基地としての姿を垣間見る事ができました。
最近の大きな大会としては、2004年アテネオリンピックアジア地区最終予選会、2003年第10回世界ジュニアカヌー選手権大会
などがあります。

 

鳥さん ごめんなさい
静かな湖面に突然現れたカヌーに、多くの鳥たちが驚き、いっせいに飛びたちます。
驚かせる気も、いたずらしようという気も全くないのですが、鳥たちにわかろうはずも
ありません。
唯一じっと眺めてくれていたアオサギ君でしたが、カメラを構えている間に、カヌーが
風で流され、急接近。やっぱり飛び立ってしまいました。

 

水質改善度 全国3位
木場潟は、平成15年までの10年間に水質浄化が進み、   
水質改善度で全国3位であるということが公表されました。 

住宅地からの生活廃水、あるいは周辺温泉街からの排水  
により、平成2年の湖沼調査では、全国で2番目に水質の  
悪い潟と位置付けられた木場潟ですが、「水郷の郷の復活」 
を基本理念と位置付けた、市民・行政により、水質浄化のた
め、さまざまな取り組みがなされたことの成果といえます。

木場潟ふれあいパークにおいては、「ビオパーク」方式を
用いて、植物、魚介類、昆虫など、さまざまな生き物の
力をかりた、水質浄化の取り組みがなされています。
  

 

 

 

春の陽気に誘われて
桜の花は満開まであと少しというところで、美しく花開き誇り、
湖畔を華やかに彩ります。
柳も芽吹き、みずみずしい新緑がとっても爽やかに映ります。

大勢の人たちが、湖畔の遊歩道をウォーキング。みんな春を
満喫し、にこやかな表情をしています。
その頭上では、ヒバリたちがよろこびの歌を奏でます。

そう。春って、よろこびの季節なんですね。
   
 

 


木場潟を約2時間かけて一周。この喜びを深く記憶するために、スケッチしてみました。

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