江の川 2000.11.10          

前回この川に来たのは、息子が生まれる直前のこと。夜行バスで東京から駆けつけ、一日漕いだ後は、仲間にカヌーを託し、夕方には妻の元へ発った。あわただしく、一枚の写真も撮ることができなかった。正直、川のことは良く覚えていない。

今回は、その時の記憶をよみがえらせるべく、カヌー無しで自ら足跡を辿ってきました。

 

  秋晴れの江の川

高速道路を瑞穂で下り、赤く色づきはじめ
た山々を抜け、国道261号線を北へ。

因原で江の川を跨ぎ右折。川沿いの県道
を、江の川上流目指して進むと、間もなく
川本に到着。前回は、粕淵からこの川本
まで、約15キロの川旅だった。確かに見
覚えがある景色だ。

写真は川本の少し上流、木路原駅の対岸
あたりからの江の川。

 

あの岩見覚えあるぞ!

木路原を過ぎると道は細くなり、川面からかなり離れたがけの上を進む。カナディアン1艇発見。車を止めて声を掛けようと思ったが、安全な場所まで行き車を止めた時には、既にかなり離れてしまっていたので断念。

間もなくさしかかった細い橋のたもとに車を止め、歩いて橋の中程に出てカシャッと一枚。「おっ、あれは!」左前方に、鳥居をいただいた大きな岩を発見。早速言ってみよう!

 

  明神岩

明神岩にたどり着くのは容易ではなかった。
最初、少し下流の民家の前から踏み込んで
いったが、北から流れ込んでくる支流に行く
手を阻まれもうひとつ近づけない。

もっと近づき、前回みたいにあの岩のてっぺん
まで登りたい。車を支流の対岸、明神岩が見
下ろせる場所に移動させたが、ここからも、道
無き道。

やっとこさ撮影したポイントまでたどり着いたの
ですが、何と写真右側の小さな岩も陸続きでは
無く、結局明神岩に登ることは出来ませんでした。

 

雄大な江の川

明神岩を後にし、河原に下り昼食をとることに。ラーメンを作ろうとしたが、持参した水がこぼれてしまっていたので、前回も買い物したJR石見簗瀬駅前の売店へ行き水をわけてもらう。

再度河原にもどると、ガスはあるがコンロを忘れていたことが判った。やむを得ず流木を集め、焚き火でラーメンを作った。おいしくできた。

食後は釣り糸をたれたりもしたが、やはりお昼寝タイム。日差しが暖かくとっても気持ちよい。目が覚めると日は傾きかけていた。

簗瀬大橋から下流を臨む写真です。

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