源兵衛川 2015.8.25

静岡県三島市を流れる源兵衛川。富士山の伏流水が、湧水となって湧き出してできた清冽な流れは、平成の名水百選にも選ばれる名河川です。約1万年前、富士山から流れ出た溶岩は、三島溶岩流となりこの辺りを覆いました。この溶岩流の下を流れる伏流水が、泉となって湧き出します。三島駅のすぐ南の楽寿園の中にある小浜池が源兵衛川の源です。すぐ南側にある池「はやの瀬」を経て園外へと流れ出します。
楽寿園から東へ200メートルほどにある白滝公園では、溶岩層の下から、勢い良く水が湧き出すよううを見ることができます。ちなみに、白滝公園からの流れは南東へ向かい桜川となり、三島大社を潤します。


市内の案内板を撮影


楽寿園の三島溶岩流
 
 
白滝公園
 
溶岩流下の湧水口

たちまち勢いよい流れとなります

 

楽寿園    


小浜池 この日の水位は95cm


小浜池南側「はやの瀬」
ここを出た流れが源兵衛川となります


立ち入り禁止は湧水でしょうか?

せせらぎルート
楽寿園を出た流れは、親水公園「せせらぎルート」として整備されています。ウッドデッキや飛び石が流れの中に配置され、川の中の道を歩いて下ることができます。親水公園に着くや、私は靴をサンダルに履き替え、ズボンの裾を捲し上げ、流れの中に入ってみました。
「冷たい!」 たちまち足がしびれて、すぐさまデッキの上へ飛び出してしまいました。水の中を歩いて下ろうとも考えていましたが、とてもとても。夏休み中であり、子供たちが遊ぶ歓声も期待していましたが、姿があろうはずもありませんね。

    

 

三島名物 うなぎ桜家 で小休止 源兵衛川沿いのうなぎやさん。大変な賑わいでした。

うなぎ重

骨からあげ

うなぎ丼

 

水の苑緑地へ
食事を済ませ、再び源兵衛川せせらぎルートを進みます。右へ左へ、位置を変えながら遊歩道は続きます。

 

水の苑緑地では、カワセミに出迎えられました。カワセミは三島市の鳥。ガイドマップの水の苑緑地の欄に、時折姿が見られますと写真入で紹介
されていますが、まさか本当に出会えるとは。しかも場所は、川蝉橋の真下。驚きの連続でした。

 

三島梅花藻の里
楽寿園の小浜池で1930年に発見された三島梅花藻。一時は環境汚染で絶滅したと考えられましたが、ここ三島梅花藻の里で大切に保護育成されています。

 

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