おかゆとぞうすいの朝食メニュー 
         TOKYO FM   2008年1月放送予定

にらたま粥

調理時間60分(米をだし汁に浸す時間をのぞく)


年末年始で、ごちそう続きのとき、おかゆや雑炊で、からだをほっとさせてみませんか。また、勉強疲れの受験生にもお勧めです。
今週は、おかゆと雑炊の朝食メニューです。

「おかゆ」は、お米をたっぷりの水でとろ火で炊いたものです。お米に、お米の5倍の体積の水かだし汁を加えて火にかけ、上ずみの水分がなくなるまで煮てしあげたおかゆを「全粥」といいます。とろとろ煮込むと1時間くらいかかるので、土鍋でまとめてたくさんつくって、小分けして冷凍保存しておくと便利です。
最近は、お粥がたける炊飯器も増えています。
今日は、基本の全粥に、にらと卵をくわえたにら玉粥を紹介します。
【材料】4人分
・だし汁・・・・4と1/2カップ(900cc)
・米・・1合(180cc)
・塩・・・小さじ1/2
・にら・・100g、
・卵・・・4個
・しょうゆ・・・適宜
【つくり方】
1、にらは、洗って細かく刻んでおきます。米はさっと洗って、だし汁に浸しておきます。
2、鍋のふたをして米とだし汁を強火にかけ、沸騰したら弱火にして、とろ火で40分ほど炊き、水分がなくなってきたら火をとめて10分ほど蒸らします。
3、塩を加え、刻んだにらをちらし、卵をわりいれて、再び火にかけます。卵の白身の部分だけを箸でほぐしてお粥にまぜこみ、黄身は半熟の状態で火をとめます。
4、黄身をくずさないように器にもりつけてできあがりです。

卵は全部をかき混ぜてもいいのですが、我が家では、白身だけお粥にかきまぜ黄身は形のまま半熟で残してもりつけ、黄身にしょうゆ少々をかけてくずしながら食べるのがお気に入りです。時間がない方は、お米を煮るのではなく、ご飯をだし汁で煮て、ぞうすいやおじやにすれば、短時間でできます。

貝柱のお粥と焼きねぎ味噌の中華粥

調理時間  60分
(貝柱のもどし時間をのぞく)


 今週は、おかゆと雑炊の朝ごはんメニューをご紹介しています。

今日は、ホタテの干し貝柱のだしで炊いた中華風のお粥です。
干し貝柱からはとてもおいしいだしがでるので、塩味のお粥にしていただくだけで十分おいしいのですが、ごま油とねぎを加えて焼いた香ばしいねぎ味噌をのせて食べると、また別なおいしさが味わえます。最近の炊飯器は、お粥がたけるものも多いので、それで炊いても結構ですが、一番おいしいのは土鍋で炊いたもののようです。

【材料】4人分
・ホタテの干し貝柱・・・1個
・ぬるま湯・・・・4と1/2カップ(900cc)
・米・・1合(180cc)

・焼きねぎ味噌・・{ ごま油・・・小さじ1/2   長ネギ・・・5センチ分(みじん切り(、
みそ・・・大さじ2、砂糖・・・少々.、しょうゆ・・・小さじ1/2 唐辛子少々}
・刻んだピーナッツ・・・少々

【つくり方】
1、土鍋に、米と、米の5倍の水に、ホタテの干し貝柱をいれて一晩おきます。こうすることで貝柱をもどしながら、米にだし汁を吸水させられます。
貝柱はお湯でもどすと早いですが、ゆっくり戻した方がアクがでずにおいしくいただけます。
2、鍋を火にかけ、沸騰したらとろ火にして、40分ほど炊きます。水分がなくなってきたら火をとめて10分から15分蒸らします。
3、その間にねぎ味噌を作ります。長ネギを細かく刻み、ごま油、味噌、しょうゆ、砂糖、唐辛子をまぜて耐熱皿かホイルのカップにのせ、オーブントースターで表面に軽く焦げ目がつくまで焼きます。
4、貝柱いりのお粥に、焼いたねぎ味噌をのせ、刻んだピーナッツをふりかけてできあがりです。


牡蠣と春菊の雑炊

調理時間  15分  


 今週は、お粥とぞうすいの朝ごはんメニューを紹介しています。
昨日まではお米を煮てつくるお粥を紹介しましたが、お米でなく、ご飯を煮たものを、「雑炊」や、「おじや」とよびます。こちらのほうが短時間でできるので、気軽に作れます。
「ぞうすい」は、さらっと煮てあってご飯粒の形が残っているものですが、水気がなくなりご飯粒の形が崩れるまで煮たものは「おじや」と呼びます。
今日は、牡蠣と春菊のぞうすいです。おいしく作るポイントは、牡蠣に下味をつけてからぞうすいに加えること、最後によくあぶった焼き海苔をちぎってトッピングすることです。

【材料】2人分
・ごはん・・茶碗1杯
・だし汁・・・2カップ
・塩・・・小さじ1/2
・春菊・・・2かぶ(塩茹でして、細かく刻んでおく)
・生牡蠣・・・8粒
・しょうゆ、酒・・・各小さじ1
・焼き海苔・・・適量


【作り方】
1、かきは、塩をたっぷりかけたあと、ざるにいれて水の中で振り洗いします。そのあと、酒としょうゆにひたしておきます。

2、だし汁にご飯を入れて煮立て、しばらくとろ火で煮て、塩で味をととのえます。
3、ここに、牡蠣を加えます。かきに火が通ったら、塩茹でして刻んだ春菊をちらしてさっと煮ます。
3、器にもりつけて、あぶった焼き海苔をもみのりにして、ふりかけます。

牡蠣でノロウイルスの食中毒にかかったというニュースをよくききます。ノロウイルスは、85度以上で1分以上加熱すれば感染性がなくなるので、牡蠣は中までしっかり加熱しましょう。また、生牡蠣がふれた部分はよく洗い流し、熱湯消毒などをしておきましょう。


野菜と鶏の洋風雑炊


調理時間 15 分




今週は、おかゆとぞうすいの朝ごはんメニューを紹介しています。
今日は、野菜と鶏の洋風雑炊です。
ポイントは、野菜がたくさん食べられるように、先にスープで煮てからご飯を入れることです。冷蔵庫に残っている野菜をいろいろいれてかまいませんが、セロリとトマトは香と味のポイントなので、はずさないでください。
短時間で作る場合は、鶏肉は生のまま煮汁にいれず、、電子レンジでいったん蒸し鶏にしてから加えると、香もよく、おいしくいただけます。

【材料(2人分)】
・鶏胸肉・・・100g
・鶏肉の下味{塩、こしょう・・・少々、白ワイン・・・小さじ1/2)
・固形スープ・・・1個
・玉ねぎ・・・1/4個分(うすぎり)
・にんじん・・・2センチ(せん切り)
・セロリ・・・7センチ(筋をとって、1〜2センチに切る)
・トマト・・・大1/2個(刻む)
・ごはん・・・茶碗1杯半
・粉チーズ・・・適量


【作り方】
1、鶏肉は、塩コショウをすりこみ、白ワインをふりかけて耐熱皿にのせ、ラップをして、電子レンジに2分かけ、蒸し鶏にします。
2、鍋に水4カップと固形スープ、玉ねぎ、セロリ、にんじん、トマトをいれて煮ます。
3、野菜がやわらかくなったら、ご飯と、一口大にさいた蒸し鶏、蒸し鶏に蒸し汁ををいれて煮ます。このとき、好みのスパイスや、カレー粉など、好みの香辛料をたしてもいいでしょう。
4、器にもり、セロリの葉少々を刻んで、トッピングし、粉チーズをふっていただきます。

たっぷりねぎのキムチ雑炊
  
  調理時間 15分

 

今週は、おかゆとぞうすいの朝ごはんメニューを紹介しています。
きょうは、キムチと豚肉をベースに、ねぎをたっぷりいれたピリ辛の雑炊です。
そろそろ受験シーズン到来ですが、昨年、息子が高校受験のときには、この雑炊がしょっちゅう食卓に並びました。受験当日の朝も、この雑炊と、ラジオのこの番組をきくことでリラックスでき、いくつか受けた学校が全部よい結果になりました。
受験生の皆さん、春はもうすぐです、しっかり朝ごはんを食べて、この番組をきいて心と体の調子をととのえてください。

【材料】(2人分)
・豚肉の赤身・・120グラム
・おろしにんにく・・・少々
・みそ・・・大さじ1〜2杯(味噌の味で調節)
・白菜キムチ・・・60グラム(小鉢一杯分くらい)
・ごま油・・・少々
・長ネギ・・・1/2本(薄切り)
・ご飯・・・茶碗2杯
・万能ねぎ・・・5本(刻む)

【作り方】
豚肉の赤身に、にんにくと味噌をもみこみ、白菜キムチといっしょにごま油でしっかり炒めます。
2、2カップの水とキムチの汁を加え、沸騰したら、ご飯と、スライスした長ネギを加えて煮ます。
3、ご飯とねぎがやわらかくなったら、味をみて、必要ならしょうゆか味噌をたし、味をととのえます。好みで唐辛子を足しても結構です。
4、きざんだ万能ねぎをどさっとくわえ、火をとめてできあがりです。

体の疲れをとるには、ビタミンB1がいいのですが、ねぎの香成分は、豚肉に含まれるビタミンB1の吸収をよくしてくれます。生のほうが効き目があるので、長ネギは煮込んでも、万能ねぎのほうは、最後にくわえてあまり加熱しないようにするのがポイントです。