豆腐をつかった温かい朝食メニュー 
         TOKYO FM   2007年3月放送予定

今週は、豆腐を使った温かい朝ごはんメニューを紹介します。
今年は暖冬だったとはいえ、春先の朝は、まだまだ冷え込みます。
豆腐料理はいろいろありますが、今週は体があたたまるメニューを紹介します。いつものように油控えめ、野菜多めになっています。
韓国風豆腐の赤い味噌汁

調理時間  10分



豆腐の味噌汁は、ほっとする日本の朝ごはんの定番です。
今日は、豆腐の味噌汁を、韓国風にした、赤い味噌汁を紹介します。
赤というのは赤味噌でなくて、韓国の唐辛子のコチュカルの色です。特別に韓国の唐辛子をそろえなくても、白菜キムチがあればすぐできます。温かさとピリカラの汁に豆腐がよくあい、朝の目覚めをよくしてくれます。

【材料】3人分
・白菜キムチ・・・100g
・味噌・・小さじ1/2
・ごま油・・・・・小さじ2
・だし汁・・・・・・・3カップ
・長ねぎ・・・・1/3本(うす切り)
【つくり方】
1、鍋にごま油を熱し、ザク切りにした白菜キムチをいためます。ここでしっかりいためるのが、後でおいしさの決め手になります。

2、だし汁を注ぎ、煮立てます。
3、ここに豆腐をいれ、豆腐があたたまったら、味噌で味をとのえて、火からおろして器にもり、ねぎをたっぷりのせます。
豆腐とクレソンの炒め物
調理時間 10分

 今週は、豆腐を使った温かい朝ごはんメニューをご紹介しています。
沖縄料理のチャンプルーのように、豆腐を野菜と炒めて食べる料理はいろいろありますが、
今日のは、シンプルに、クレソンと炒めた料理。クレソンというと、生で食べるピリピリした野菜・・というイメージですが、炒めると食べやすくなり、豆腐ととてもよくあいます。いろどりだけでなく、鉄分とカロテンの補強にもなります。炒りゴマもたっぷり振りかけてください。

【材料(2〜3人分)】
・木綿豆腐・・・1丁
・クレソン・・・1把(ざく切り)
・サラダ油・・・小さじ1
・白いりゴマ・・・大さじ1
・しょうゆ・・小さじ2
・砂糖・・・ひとつまみ
【作り方】
1、木綿豆腐は、ペーパータオルにつつんで水を切り、一口大に切ります。
2、フライパンを火にかけて油をしき、豆腐をいれて、フライ返しで押し付けるようにしながら豆腐の表面を焼きます。すこし焦げ目がつくくらいに焼くのがポイントです。
3、ザクきりにしたクレソンとゴマの半量を加えて全体を炒め、砂糖を一つまみいれたあと、鍋肌からしょうゆをまわしいれて、味つけします。しょうゆの量は好みで加減します。
3、皿にもりつけて、残りの炒りゴマをふってできあがりです。

煮豆腐

調理時間  15分  


 
我が家の豆腐料理の定番です。簡単でおいしく、野菜もタンパク質もとれて、体が温まります。
あっさりしているので、体調が悪いときにも食べられます。
【材料】3人分
・鶏肉(一口大に削ぎ切り)・・・150グラム
・鶏肉の下味{ しょうゆ、酒、みりん・・・各大さじ1}
   ※鶏肉は、ももでも、胸肉でもOK
・白菜・・・大きい葉3枚くらい
・だし汁・・・・4カップ
・塩・・・小さじ1/2
・豆腐・・・1丁
・みつば・・・1把
・柚子皮・・・・少々

【作り方】
1、鶏肉は、一口大に削ぎ切りにして、下味の調味料をふりかけてポリ袋などにいれ、袋のうえからも見込んで味がしみるようにします。
2、鍋に、ザク切りにした白菜をいれ、だし汁、塩をくわえて火にかけます。白菜の軸がやわらかくなったら、
一口大に切った豆腐をいれ、その上に下味をつけた鶏肉を調味料ごとのせ、鍋の蓋をして中火で煮ます。
3、鶏肉に火が通ったら、火をとめて、塩で味をととのえ、みつばと刻んだ柚子皮をちらします。
豆腐と野菜のグラタン風スープ

調理時間  15分



豆腐を、パンにもあうスープにしました。オニオングラタンスープをあっさりさせたイメージです。豆腐の上でチーズがとけて焦げたところを、スプーンですくって食べると、とてもおいしく、体も温まります。豆腐、青菜、チーズが入っているので、カルシウムや鉄分が多く取れます。

【材料(2人分)】
・豆腐(木綿でも、絹ごしでもよい)・・・1丁
・玉ネギ・・大1/2個(うす切り)
・バター・・5グラム
・ゆでた青菜(ほうれんそう、小松菜など)・・・4株くらい
・固形スープ・・・1個
・スライスチーズ・・・2枚
・好みで、味噌少々
【作り方】
1、玉ネギのうす切りは、耐熱皿にのせて覆いをし、電子レンジに5分かけます。
(玉ネギをフライパンでソテーすると、やわらかくなるまで時間がかかりますが、こうすることで短時間でできます)
2、鍋に、バターと、レンジにかけたたまねぎをいれ、中火でしんなりするまでいため、2カップの水と固形スープ1個をいれて煮ます。
3、豆腐は4-5p角くらいに大きめに切って鍋にいれ、あたためます。
4、耐熱のスープカップに豆腐いりの玉ネギスープをいれ、ゆでた青菜もくわえます。豆腐の上にスライスチーズをのせ、オーブントースターにいれてチーズがとけるまで焼いてできあがりです。

 なお、主食が、ご飯のときは、豆腐の上にうすく味噌をぬってからチーズをのせて焼くと、香ばしくて塩味がひきしまった、ご飯むきの味になります。
炒り豆腐と、炒り豆腐どんぶり
  
調理時間  10分

 ↑ふわっと炒めた炒り豆腐の場合


↑ しっかりいためて炒り豆腐どんぶりにした場合。
(お弁当にもおすすめ)
炒り豆腐は、長野の実家の母がよくつくってくれた朝ごはんメニューです。野菜と豆腐をいためて、しょうゆと砂糖で味付けしたあと、最後に溶き卵をいれのですが、炒め加減でやわらかさを調節することで、バリエーションが楽しめます。、

【材料】2人分
(炒り豆腐)
・玉ネギ・・大1/2個(うす切り)
・にんじん・・小1/3本(太めのせん切り)
・油・・・少々
・木綿豆腐・・・1丁
・砂糖、酒・・・各大さじ1
・しょうゆ・・・小さじ2
・みつば・・・少々

・炒り豆腐どんぶりにする場合・・・
※この材料に、味噌ごく少々(小指の先くらい)、ちぎった焼き海苔少々を加えるとおいしい。

【作り方】
、油をしいたフライパンで、玉ネギとにんじんを炒めます。
2、木綿豆腐は、ペーパータオルにつつんで水気を切ります。野菜の入ったフライパンに加え、フライ返しで崩しながら炒めます。豆腐の水気が多いとおいしくないので、フライ返しで豆腐をフライパンに押しつけて焦げ目が少しつくくらいに炒めるのがポイントです。
3、砂糖、酒、しょうゆを加えてざっと炒めたら、火をとめます。すぐに溶き卵をいれ、余熱で卵に火を通します。
刻んだみつばをくわえてできあがりです。

我が家では、ご飯にかけて、炒り豆腐どんぶりにもします。そのときは、味をもう少し濃い目につけてご飯にかけたあと、ちぎったのりをふり、スプーンでいただきます。隠し味に、ほんの少しだけ味噌を加えて炒めると、香ばしさが加わって、ご飯によくあいます。
炒り豆腐どんぶりは、お弁当にしてもおいしいです。お弁当にいれるときは、卵をいれたあともしっかりいためてから、ご飯にかけます。