酢を使った野菜がたくさん食べられる朝食メニュー
TOKYO FM 2008年8月19日〜放送 BY 管理栄養士・看護師 武田三花
暑い日は、料理に酢を使うと、疲労感がとれ、食欲もアップします。
酢を使って、不足しがちな野菜や、夏ばてをふせぐ肉や魚を食べて、元気に夏をのりきりましょう。メタボリックシンドローム対策も考えて、どのメニューも脂肪をひかえた低エネルギーなものにしました。
きゅうりとクラゲの酢の物 調理時間 15分 1人分 40kcal |
きょうはきゅうりとクラゲの酢の物です。 市販の味つけクラゲに野菜をまぜてもいいですが、油が多いものが多いので、塩クラゲをもどして酢の物にしてみませんか。コリコリした食感とさっぱりした味が、夏の朝によりぴったりした酢の物になります。 きゅうりとくらげの酢の物 【材料】 3人分 きゅうり・・2本 塩くらげ・・・70g(塩を洗いながして半日水につけておく) A{酢・・・大さじ2 砂糖・・・小さじ2, しょうゆ・・・・小さじ2 豆板醤・・・小さじ1 ごま油・・・小さじ1/2 . いり白ごま・・・小さじ1} 【作り方】 1、塩くらげは、塩を洗い流して、半日水につけておきます。 2、もどしたくらげの水気をよくきり、ポリ袋にいれて酢、砂糖、しょうゆ、豆板醤、ごま油を加え、もみこみ、冷蔵庫でよく冷やします。 3、きゅうりを食べやすく切り、くらげとあえ、炒りゴマをふってできあがりです。 |
クレソンと豚肉のあえもの 調理時間 7分 1人分 60kcal |
アメリカにいる友人から、アメリカ人のご主人やそのお仲間にこの和え物が大好評だったとメールをもらいました。 クレソンは、生だと辛味が強くて量があまり食べられませんが、ゆでるとたくさん食べられます。ゆでた豚肉とクレソンの三杯酢のコンビネーションは、さっぱりしてかみしめるほどおいしい味わいです。 豚肉は、赤身を使うと低エネルギーで、夏ばてをふせぐビタミンB1がとれます。 【材料(2人分)】 ・クレソン・・・1把 ・豚もも肉(赤身)薄切り・・・2枚 ・胡椒・・・少々 ・みょうが・・1個 三杯酢{・酢・・・大さじ1、 ・しょうゆ・・・小さじ2、・砂糖・・・小さじ1/2、だし汁または水・・・大さじ1} 【作り方】 1、クレソンはさっとゆでて冷水で冷やし、水気をしぼって食べやすく切ります。 2、豚肉も、さっとゆでて冷水で冷やして一口大に切り、胡椒をふっておきます。 2、ミョウガを刻み、クレソン、豚肉と、三杯酢であえてできあがりです。 |
セロリの簡単サラダ 調理時間 5分 (冷やす時間をのぞく) 1人分 46 kcal |
サラダというとマヨネーズやドレッシングを連想しますが、酢とこしょう、好みの油をかけるだけでできる、簡単メニューです。セロリはイカの燻製とあわせると、特有の香や苦味がうちけされて、食べやすくなります。20年以上続く定番サラダですが、セロリが苦手な人も「これはおいしい」といっていたので、ぜひお試しください。 【材料】2人分 ・セロリの茎・・・・1本分 ・イカの燻製(きしめんのように薄くスライスされたソフトタイプの燻製がおすすめ)・・・ひとつまみ(15グラム) ・酢・・・大さじ3 ・こしょう・・・少々 ・オリーブ油・・・小さじ1 ・サラダ菜・・2枚、 ・ミニトマト・・2個 【つくり方】 1、セロリの茎は4センチの長さに切って薄くスライスします。イカの燻製も4センチくらいの長さに切ります。 2、これを密閉容器にいれ、こしょう、酢をくわえ容器のふたをします。バタバタと容器をふり、酢がセロリになじませます。 3、冷蔵庫でしばらく冷やし、セロリがしんなりしたら、オリーブ油を加えて全体をまぜます。 4、サラダ菜の上にもり、ミニトマトをそえてできあがりです。 |
焼き魚の酢野菜のせ 時間 15分(玉ねぎを冷やす時間をのぞく) 1人分180kcal |
アジやサバ、イワシなどの背の青い魚には、良質のたんぱく質とからだにやさしい脂がふくまれているので、夏ばて対策によい食品です。 焼き魚には、大根おろしをかけて食べる定番の食べ方もいいですが、、酢をくわえて冷やした玉ねぎスライスをのせて食べるのも、なかなかおいしいです。 玉ねぎスライスに、水菜、トマト、青じそもくわえて彩りよくしました。 【材料(2人分)】 ・青魚(サバ、アジなど)・・・100g(1人分50gに切る) ・塩・・・少々 ・玉ねぎ・・・・1/2個(150g) ・酢・・・大さじ1 ・こしょう・・・少々 ・水菜・・・少々 ・トマト・・・1/2個 ・青じそ・・・2枚 ・しょうゆ・・・小さじ1/2 【作り方】 1、玉ねぎはできるだけ薄くスライスし、ポリ袋にいれます。、酢、こしょうをまぜてポリ袋の上からもみます。これを冷蔵庫で冷やしておきます。 2、魚に塩少々をふってこんがりと焼き、冷やした玉ねぎをのせ、、刻んだトマト、水菜、青じそをちらし、しょうゆ少々をかけてできあがりです。 |
冷たいナスと香味野菜のマリネ 調理時間15分(ナスを冷やす時間をのぞく) 1人分 60kcal(ご飯をのぞく) |
このナスのマリネは、作ってすぐでもおいしいですが、前の晩につくって込んで冷やしておくと、朝は味がよくしみて、とろけるようにおいしくなっています。 ナスの色は煮ると色落ちしてしまいますが、ラップして電子レンジで加熱すれば色鮮やかにしあがります。また、ナスの紺色の色素のアントシアニンは、酢につけると赤身を帯びてきれいな紫色になります。 食べるときには、生姜、青じそやみょうがなど、お好みの薬味をたっぷりかけてください。これを、ご飯にのせて食べると、食欲のない朝も目が覚めます。 【材料】2人分 ・ナス・・・・2本 ・ごま油・・・小さじ2 A{めんつゆ(3倍濃縮)・・・・大さじ2 ・酢・・・・・・大さじ2 水・・・・・大さじ2 七味唐辛子・・・少々} (薬味) ・青じその葉(せんぎり) ・青ネギ・・・・少々(小口切り) ・ミョウガ・・・1個(小口切り) ・おろししょうが・・・少々 【作り方】 1、ナスはへたをとって表面の水気をふき、ラップして電子レンジに3分かけます。 2、ラップをひらき、ナスの表面に胡麻油をたらしてラップをとじ、全体に油をうすくのばします。こうすることでナスの色落ちが防げます。 3、市販のめんつゆと酢、水を1対1対1であわせ、唐辛子を加えます。ナスを細く切ってここにつけ、冷蔵庫で冷やします。 4、食べるときに、ナスをとりだし、青じそ、青ネギ、ミョウガ、おろししょうがををのせていただきます。 5、ご飯にのせていただく場合は、ナスの漬け汁をご飯1杯につき、小さじ1ずつかけて食べるとおいしいです。 |