もやしをつかった朝食メニュー 
         TOKYO FM   2007年5月放送予定

今週は、もやしを使った朝ごはんメニューを紹介します。
もやしは、年間を通して値段が安定して安い、庶民の味方です。そのうえエネルギーが低いので、体重を気にする方にもうれしい野菜。朝食にどんどん活用しましょう。
もやしとワカメとカニカマのからし酢
調理時間  10分

もやしの酢の物は、私の実家の父の大好物で、独身時代から自分でつくっていたそうです。
父は三杯酢であえますが、私は、からし酢であえるのが好みで、からしをたっぷりつかって作ります。
おいしく作るポイントのひとつはもやしをしゃきっとゆでること。ですので、電子レンジでさっと加熱するのがおすすめです。からしは、そのまま時間をおくとだんだん風味がとんでしまうので、食べる直前にまた足してください。

【材料】3人分
・もやし・・・1袋(250g)
・ねりからし・・・小さじ1
・酢・・・・小さじ2
・しょうゆ・・・・小さじ1
・ワカメ・・・少々
・カニカマ・・・3本
トッピング用からし・・・〔ねりからし・・・小さじ1、酢・・・小さじ2〕
【つくり方】
1、もやしはあらってざるにあげ、塩少々をふりかけて、耐熱皿にいれます。ここに覆いをして、電子レンジで2分加熱し、冷水をかけて冷やしてから、ザルにあげ、水分をきります。
2、ポリ袋に、ねりからし小さじ1としょうゆ小さじ1、、酢大さじ1をいれ、もやしをいれて、袋の空気をぬいて、袋の口を縛ります。この状態で冷蔵庫に5分いれて味をなじませます。
3、もやしを器にもり、水でもどして食べやすく切ったワカメ、
カニカマともりつけます。
トッピング用にねりからしを、酢でといたものを、もりつけた一番上にのせます。
巣ごもり卵のピリカラ味噌汁
調理時間 10分





 
味噌汁というより、汁の多い野菜の煮物という感じの、「おかず味噌汁」です。
巣篭もり卵とは、卵のまわりを、せん切りの野菜が鳥の巣のように囲んでいる料理です。この料理では、とろとろの半熟卵のまわりを、キムチといためたしゃきしゃきモヤシが囲んでいて、まわりにはピリッとした辛味のある味噌汁がかこんでいます。
半熟卵が、もやしのしゃきしゃきした食感によくあいます。
忙しい朝でも、野菜やタンパク質をさっと食べていけます。キムチが入るので、、味噌の量を少なめにして作るのがポイントです。また、ニラは、ざくざく刻んでそのまま冷凍しておくと便利です。

【材料(3人分)】
・もやし・・・1袋(250グラム)
・白菜キムチ・・・30グラム
・だし汁・・・500cc
・みそ・・・大さじ1

【作り方】
1、もやしはあらって、耐熱皿にいれ、覆いをして電子レンジで2分加熱し、水気をきっておきます。
2、厚手の鍋を熱してごま油をいれ、キムチを炒めて香りをだし、加熱しておいたもやしをいれてざっと炒めます。
3、ここにだし汁を加え、煮立ったら、味噌をいれてよくまぜます。
4、卵を間隔をあけて、わりいれ、ニラを散らします。火を弱めて蓋をし、卵が半熟になったら火をとめてそれぞれもりつけます。

もやしときゅうりとハムの中華風サラダ

調理時間  15分  (味をしみこませる時間をのぞく)





 もやしを中華風サラダにするのは、最近はもう定番かもしれません。しゃきっとしていた方がおいしいので、電子レンジで加熱し、あついうちに調味料にひたして味をしみこませます。このときポリ袋に調味料をいれておき、もやしをいれてもみあわせると、味がよくしみ、調味料が無駄になりません。ポリ袋は、スーパーなどで野菜や豆腐などをいれる、半透明のカシャカシャした袋がおすすめ。調味料には生姜と酢をたっぷりいれてください。前日の夜につくってそのままポリ袋ごと冷蔵庫で冷やしておくと、朝は味がなじんでおいしくいただけます。

【材料】2−3人分
・もやし・・・1袋(約250グラム)
・きゅうり・・・1本(せん切り)
・塩・・・少々
・ハム・・・・2枚(せん切り)
・ドレッシング{ しょうゆ・・・大さじ1、塩・・小さじ3分の1、 酢・・・大さじ2
 胡麻油・・大さじ1     砂糖・・小さじ2  おろし生姜・・・少々、唐辛子・・少々}
トマト、レタス・・・少々

【作り方】
1、ポリ袋に、しょうゆ、酢、砂糖、おろし生姜、ごま油、をいれておきます。
2、もやしはあらって耐熱皿にいれ、覆いをして電子レンジで2分加熱し、水気をきったら、あついうちに、調味料をいれたポリ袋にいれて、袋の上からもみあわせます。
3、ここにせん切りのハムときゅうりをいれて、味をなじませます。袋の口をむすび、袋ごと冷水にいれるか、冷蔵庫でひやします。
4、食べるときはレタス、トマトともりあわせていただきます。
もやしとにんじんのごま味噌あえ

調理時間  10分(味をしみこませる時間をのぞく)



きょうは味噌とゴマをつかった和風のあえものです。
もやしは緑黄色野菜でないので、ビタミンAがありません。栄養的にも彩りの上でも、カロチンたっぷりのにんじんと組み合わせるのがおすすめです。あついうちにこのゴマ味噌和えをご飯にのせていただくとおいしいです。
これも昨日のレシピと同様に、加熱したもやしと調味料をポリ袋にいれてもみこむことで、味が早くなじみます。使う味噌によって、加える塩の量を加減してください。また、前夜に作っておいてサラダのように冷やしてたべてもおいしいです。

【材料(2人分)】
・もやし・・・1袋
・にんじん・・・4分の1本(せん切り)
調味料・・・{ポリ袋にいれておく){・味噌・・・小さじ2、・すりゴマ・・大さじ2、・砂糖・・小さじ2、酢・・・小さじ2、唐辛子の粉・・少々}
塩・・・適量
・かいわれ大根・・・(彩りにそえる)少々

【作り方】
1、
もやしはあらってざるにあげ、塩少々をふりかけて、耐熱皿にいれます。にんじんもせん切りにして、同じ耐熱皿にいれます。ここに覆いをして、電子レンジで2分加熱します。
2、ポリ袋に、味噌と砂糖、酢を同量ずつ入れ、たっぷりのすりゴマと唐辛子の粉少々をいれてもみあわせておきます。
3、加熱した野菜をここにいれ、よくもみあわせます。3分ほどおいて野菜の味をみて、必要なら塩をたします。ご飯にのせるか、小鉢にもりつけ、彩りにかいわれ大根少々をそえます。

もやしとりんごとくるみのしゃきしゃきサラダ

  
調理時間  15分

 

デパートの地下のデリカにあるサラダのような、ちょっとおしゃれなサラダです。しゃきしゃきしたもやしに、りんごとくるみの歯ざわりがよくあい、クレソンがぴりっときいています。ボイルしたウインナーのサイドにそえるといいでしょう。
ポイントは、もやしは電子レンジで蒸してしゃきしゃきに仕上げる事、味付けは、もやしに酢と砂糖の味を先にしみこませておくこと、それから粒いりマスタードをたっぷり使うことです。あえてすぐよりも少しおく方が味がなじみます。
また、マヨネーズの種類によって味がかなりちがうので、塩、こしょう、酢などを加減してください。

【材料】3人分
・もやし・・・1袋(250グラムくらい)
・りんご・・・・3分の1個(粗いせん切りにして、塩水にひたしておく)
・くるみ・・・・少々
・クレソン・・・3本
・酢・・・大さじ1、砂糖・・・小さじ1、塩・・・少々
・マスタードマヨネーズ {粒いりマスタード・・・大さじ1、マヨネーズ・・・大さじ1、塩、こしょう・・各・少々}


【作り方】
、もやしはあらってざるにあげ、塩少々をふりかけて、耐熱皿にいれます。ここに覆いをして、電子レンジで2分加熱し、冷水をかけて冷やしてから、ザルにあげ、水分をきります。ポリ袋にこのもやしと、酢大さじ1、砂糖小さじ1、塩少々をいれ、冷蔵庫で5分味をなじませます。
2、りんごは、粗いせん切りにして塩水に浸し、変色をふせぎます。クレソンは、軸と葉の部分をわけ、軸の部分は細かく刻み、葉は大きめに刻みます。
3、粒炒りマスタードとマヨネーズをあわせ、塩、こしょうしてマスタードマヨネーズを作ります。これを水気をきったりんご、もやし、クレソンをあえ、クルミをちらします。